ディアベル ベルト交換 | デュアルモーターサイクル

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出雲市のデュアルモーターサイクルのブログ。
鈴鹿8耐、全日本ロードレース、team T2y メカニック経験者

今年もあと2ヵ月ちょい!

なんぞかんぞ終わらすぞー!

さて、今回はこちら
ディアベル

ベルト交換です。
マフラー、サイドカバー、タンクカバーの一部を外してラジエターずらしてベルト交換します。

この状態でもベルトカバー外せるんですよ。
知恵の輪ですが。


余談ですが、工具で指してる場所は水路のメクラフタが圧入してあるけど、ラジエター液をずっと変えないままでいると内部のラジエター液が劣化し水路の接触している金属などにサビが発生して穴があいてラジエター液が漏れる場合があります。
こことか
こういうところ。
ラジエター液が漏れたら直せばいいけど、パーツリスト見てもフタの単品部品設定ありません!

部品設定がないからシリンダー交換とかって言われるかも。だからたぶん「修理にお金掛かるから乗り換えましょう。」って言われるかもしれないね。

でもね、「諦めないで〜」
部品出るから。

お困りでしたら連絡してね。こっそり教えますから。

ちなみに848.1098.1198.streetfighter.Multistrada.DIAVELがこのタイプのエンジンです。

ではベルト交換しましょ。
まずはクランクシャフトをtool使って固定します。

可変ローラーを外してベルトを外します。
下のローラーね。

付いていたベルトを外す→新しいベルトを組み付ける前に今度はカムシャフトを固定するtoolで固定します。


その前に可変プーリーを固定しているボルト3本のうち2本緩めて1本だけ仮止めしときます。
プーリーが4つあるからこの作業を4回します。

その後にtool使ってカムシャフトを固定。


クランクシャフトとカムシャフトを固定した状態で新しいベルトを組み付けます。

その後に仮止めしていたボルトを緩めてベルトの「張り」を合わせていきます。

ベルトを指で弾いてその時のパルスを
合わせるわけです。

たまにネットなどで自分でも出来るぜ!みたいな記事を見かけますが、たいていはセル回した瞬間数値が変わってるから。

抑えるべき大切なポイントがあります。

話を戻して、

パルス数値を合わせる→プーリー固定ボルトを締める→カムシャフト固定tool外す→またパルス数値を確認する→多少ズレる→カムシャフト固定toolをまた付ける→プーリー固定ボルトを緩める→パルス数値を調整する。

を何度か繰り返し最後は固定tool付けずに微調整して数値を合わせる。

という作業をホリゾンタル(前バンク)、バーチカル(後ろバンク)共に合わせます。

揃えたらあとはプーリーのボルトをしっかり締め付け、元に組み直して完成となります。

このやり方は時間は掛かりますが、数値的にはかなり精度がでます。

昨日頼まれたブラストして〜!って。

週末だしサクッとブラストしてみました。
before

after
この部品合わせて3点仕上げてあげました。
思ったより時間掛かったからサクッと終わらんね。

こちら限定モデル


ストーナーモデル

岡田商事さん!こういうの仕入れてくださいよー!