身体を触らせること | DTS-RainBowのブログ

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ワンコのトレーニングの事や当スクールからのお知らせ、
時にはくだらないことまで綴っているブログです。

タイトルから…「身体を触らせること」って健康を守るための第一条件だなぁと思う今日このごろ。

いきなりですが、来月7歳になるトリガー。明日、去勢手術をすることになりました。

本当はこの先、何もなければトリガーの身体にメスを入れたくないという私ですが、今回はそうするわけにはいかず。
何故、今回シニアのトリガーに去勢手術をするかというと…
先日、トリガーのボディチェック(というなの遊び)をしていた時に、気付いたのです。
トリガーの睾丸(タマ)の大きさが左右違うことに。

翌日病院へ連れていきました。
先生がトリガーのタマを触ります。トリガーはその時もヘラヘラしてました。

そして先生の診断…「タマの大きさが左右違うということは、どちらかが、腫瘍かしているからです。良悪性は人のように手術前に調べることは出来ないので、去勢手術でタマを取った後に病理にまわしましょう」ということでした。

…ということでその場で即手術することを決定。
ちなみに手術日は明日なので、明日のレッスンはお休みとなります。



話変わりますが…

病院に行った後は毎回、トリガーが咬む犬じゃなくて良かった…身体を触らせることについては嫌がっても我慢させて馴れさせてきて良かったと本当に思います。

今「うちの子も身体はどこでもさわらせるよー!」という飼主さんに確認してほしいことがあります。「どこでも触らせる」という事は、足先も耳の中も口の中も肛門周りも睾丸もですか?(特にいやがる部分をピックアップしてみました)
そして、どんな強さで触っても大丈夫ですか?必要であれば抑えても大丈夫ですか?
ただ、軽く撫でるだけでの「どこでも触らせる犬」認定は百万年早いです。

次に「うちの子は身体を触らせない」「飼主は触れるけど他人は無理」という飼主さん→飼主さんだけで、身体を触らせることに馴らせるのが難しいのであれば即刻、プロにしつけを依頼してください。何かあってから「この子は触らせないので診察できません」と言われるのでは、遅いのです。場合によっては命取りです。

身体を普通に触らせることは、人間と暮らす上での基礎中の基礎です。
今まで「○○をさわるといやがってかわいそう」と言っていた飼主さん、この先、何かあってそれが「○○が触れないからそれが命取りになった」に変わらないように早めの手段をとってあげてくださいね。
適切な処理が受けさせられず、犬を苦しませる方が今よりかわいそうな状況だと私は思いますよ