国内生保の鋭い戦略
昨日の新聞記事
・日本生命は、福岡県に本部を置き、九州を地盤に全国に保険ショップを展開する
「ほけんの110番」を買収 ・全株式を創業者から買い取る。買収額は数十億円。
・同社は全国約90店舗を展開。ショップ店業界6位・手数料収入年50億円
・買収後も複数保険会社の商品を比較推奨販売する
※日本生命は、2015年5月に約50店の保険ショップを展開する「ライフサロン」(東京)を
約10億円で買収済み 今回の買収で約140店の保険ショップを展開することになる
※消費者の比較ニーズに保険販売事業者として対応するとともに 20代、30代中心
といわれる来店客の市場動向をつかみ商品・サービスの開発に 迅速に
生かしていく狙いがあるものと思われる。
営業職員による企業訪問等の営業活動が
個人情報保護等のもと、厳しくなったこともあり
国内生命保険会社が顧客との接点を求め
来店型保険ショップをM&Aで支配下におさめる
動きが加速してきました。
この動きは更に加速して業界のマップを
塗り替えるような気がします。
保険会社から見れば・・・
マーケットの獲得
営業職員の獲得
それらを同時に出来るので魅力があるのだと思います。
さらに
驚くのは、その運営が複数保険会社を扱う乗合代理店であること!
他社の保険商品を販売しても結果的に
その手数料が最終的に筆頭株主である保険会社の収益になることには驚きます。
まるでパナソニックがソニーの商品が売れれば
利益を出せるような仕組みですのでびっくりですね!
裕著なことを言っている場合ではないのですが
何か戦国時代の武将のような戦略で
賢いな!って思わず感心してしまいます!
保険業界の適正化・・・そのきっかけを作ったと言われる
国内大手生保が乗合代理店を行うとなればそこで行われる
ことが保険代理店の基準になるのかも知れませんね。
FP事務所として・・・
保険代理店として・・・
生き残る戦略をしっかり持たなければ
淘汰の波にさらわれるような気がします!
気を引き締めて頑張ります!