DTM机 ◆ 自作のススメ -3ページ目

DTM机 Ver. 2.0 フォトギャラリー

***現在、DTMデスクはVer 5.0になっています。最新フォトギャラリーはこちら***


机モード
$DTM机 ◆ 自作のススメ-DTM机_front_desk

DTMモード
$DTM机 ◆ 自作のススメ-DTM机_front_piano

斜めから
$DTM机 ◆ 自作のススメ-DTM机_angle_desk

$DTM机 ◆ 自作のススメ-DTM机_angle_piano


以下、暗がりで撮影。

$DTM机 ◆ 自作のススメ-DTM机_Ver.2.0_dark_front

$DTM机 ◆ 自作のススメ-DTM机_Ver.2.0_side

$DTM机 ◆ 自作のススメ-DTM机_Ver.2.0_UpClose

$DTM机 ◆ 自作のススメ-DTM机_Ver.2.0_jerryfish

どもでした。

DTM机 Ver. 2.0 完成

***現在、DTMデスクはVer 5.0になっています。最新フォトギャラリーはこちら***


ほぼ1ヶ月かかってようやくDTMデスクの強化工事が完了。。。

全体像から。

- Before -
これが今までの状態。今見るとすんげーシンプル。

$DTM机 ◆ 自作のススメ-自作DTMデスク_デジピパネルモード(1)
    ↓
- After -
そんでこれが今回のVer.2.0(仮称)

$DTM机 ◆ 自作のススメ-DTM机_Ver.2.0

$DTM机 ◆ 自作のススメ-DTM机_Ver.2.0


強化ポイントはいろいろあるよ。

1.スピーカー台+iMacスタンド

スピーカーに高さをつけるべく、台を設置。製作経過はこちらで紹介しましたが、なんというか、音響うんぬんはあんま考えてない(汗) むしろ完全に見映え重視

スピーカーの電源を入れるとLEDが点灯してアクリル板を光らす仕組み。

$DTM机 ◆ 自作のススメ-DTM机_スピーカー台

ちなみに製作中の後ろ側はこんなんだった。

DTM机 ◆ 自作のススメ-DTM机_Ver.2.0_back

iMacにくっついてるのは自作したスタンド。詳しくはこちらで。机側に金具をつけて、脚が落っこちないようにしてる。
こうやってみると後ろ側はそれなりにごちゃごちゃしてるね。

スピーカー台の接続部分はこんな感じで。しっかりと固定されてくれてる。
DTM机 ◆ 自作のススメ-DTM机_Ver.2.0_back

板を固定してる部分。スピーカーの重量を支えなきゃいけないので、かなりがっちりとブラケットをかましてる。
DTM机 ◆ 自作のススメ-DTM机_Ver.2.0_back


2. デスクライト

すでに紹介済みだけど。市販のLEDのデスクライトって意外と高くて、しかもデザインもなんかいまいちっぽいのが多い。というわけで、この際自分で作ってみた。

$DTM机 ◆ 自作のススメ-LEDデスクライト

$DTM机 ◆ 自作のススメ-LEDデスクライト


3. デスク時計

$DTM机 ◆ 自作のススメ-デスク時計

ただの時計じゃん。って、まったくその通りなんだけど、見つけんの大変だったんよ、この机に合う時計。
日付とか、気温とか出るのは便利。

で、これアマゾンで買ったんだけど、今見たら品切れだね。最後の1個を買ったんだな、きっと。

これね、フレームの質感はかなりいいんだけど、肝心の液晶が暴力的に見づらい。普通に置いたら、まず表示が薄すぎて見えない。なんていうか、シースルーなのが災いして背景にとけ込んじゃうんだよ。

なので、まず後ろのねじを外して、液晶の裏側に白いビニールを貼って、さらに裏からLEDを当ててる。これで視認性はばっちり。この照明は、デスクライトのスイッチと連動してる。
ちなみに横にいるクラゲのオブジェはハワイ土産。

$DTM机 ◆ 自作のススメ-デスク時計


4. dB-Display

最後に、入力信号のレベルに合わせてピコピコしてくれるdB-Display。
まあ、造りも含めてオモチャ的。けどピアノなんか弾いてるときも楽しいし、意外と実用的だったりもする。

DTM机 ◆ 自作のススメ-DTM机_Ver.2.0_dB-Display

ラックマウントの耳は切断。たまたまiMacの高さとほぼ同じだったので、iMacのスタンドにブラケットをかまして、縦置きにしてる。やっぱレベルメーターは縦の表示が自然だなー。

まだ切断面もきれいにしてないし、パネルのデザインもいまいちなので、後日手を加える予定。


というわけで、光り物ばっかなDTM机強化、でした。
長くなったので、別のエントリにフォトギャラリーをまとめておきます。

自作LEDデスクライト

***現在、デスクライトはVer 2.0になっています。アップデート記事はこちら***

DTMには直接関係ないけど、机環境の強化ということで、今回LEDでデスクライトを自作してみた。

アルミフレームとLEDはなんか相性がいい気がするので、前からデスクライトを作ってみたかったんだけど、なかなか良いデザインが浮かばず。。。

そんなとき、ふと雑誌でこんなのを見つけ。。。
見事にインスパイアされた(笑) これなら丸パクリできる。しかもコストは20分の1以下(笑)

と、というわけで、完成品はこんな感じ。

$DTM机 ◆ 自作のススメ-自作LEDデスクライト

意外といい感じじゃん?? 自作でこれだけのクオリティが出れば十分っしょ。

縦の棒はステンレスパイプ。こいつに「ローレットねじ」というやつでアルミフレームを固定。
$DTM机 ◆ 自作のススメ-自作LEDデスクライト_ネジ部分

これで高さと方向が自由に変えられる。ちなみに、ねじは直接パイプに当ててる訳じゃなくて、プラバンの切れ端を挟み込んでる。そうすると、ねじをしめてもパイプに傷がつかないし、面で押さえるので安定性もあがる。

下からのアングル
DTM机 ◆ 自作のススメ-自作LEDデスクライト_消灯

ぴかーん
片面だけ荒目のサンドペーパーで曇らせたアクリル板をねじ止めしてる。こうするとある程度光が散らばってくれる。
DTM机 ◆ 自作のススメ-自作LEDデスクライト_点灯

そうそう、スイッチには車の電装パーツを使った。
$DTM机 ◆ 自作のススメ-自作LEDデスクライト_スイッチ

わかりにくいかな??
ブツはこいつ

DTMから遠ざかっていて申し訳ない。近日中にスピーカー台も完成しそうなので、全体像をお見せします。

スピーカー台 途中経過

DTM机強化プロジェクト、ノロノロと進行中です。。。

今回は、スピーカースタンドの途中経過を少しだけ。

やはりスピーカーは耳の高さに近い位置にあってほしい、ということで、スピーカーに高さをつけるための台を作りたいな、と。

素材は例のごとくアルミフレームで、机本体にドッキング。
ただの台だとつまらないので、また例によって光り物を仕込もうかと。

これがテープLEDというやつ。
$DTM机 ◆ 自作のススメ

ACアダプター経由で電源につなぐと、、、
$DTM机 ◆ 自作のススメ
ぴかーん、となります。写真で見てもビカビカですが、肉眼で見てもかなりまぶしい。

んで、こちらがスピーカースタンドの骨組み。
$DTM机 ◆ 自作のススメ

5mm厚のアクリル板をビス止めしてあります。反対側にテープLEDが仕込み済み。
これを光らせると、、、

ビカーン!! 4方のふちが光ります。これをスピーカーの電源と連動させる予定。ちょっとまぶしすぎるので、少し光量を落とそうかな。
$DTM机 ◆ 自作のススメ

アクリル板は、フレームに対して高さをつけるために、重ねた「四角ナット」を挟んでビス止めしてる。アップにするとこんな感じ。
$DTM机 ◆ 自作のススメ


$DTM机 ◆ 自作のススメ

もちろん、スピーカーはアクリル板の上に直で載せるわけじゃなくて、木材をフレームに仕込んでからその上に設置。

iMac 自作スタンド

今回はiMac 27インチのスタンドを自作。iMacといえば、その巨大な画面とワイアレスなキーボード&マウスが魅力だが、普通に机の上に置くとディスプレイ位置が高すぎてしまうのが玉にきず。

というわけで、アルミフレームを利用してスタンドを製作。
今まではVESAマウントかまして某NANAOのモニタに付属していたスタンドを無理矢理使っていたんだけど、奥行きをとるうえに、見た目的にもかなりアレだったので(前からは見えなかったけど)、今回を機にちゃんとしたものを作ってみた。

なにはともあれ、こいつが必要→VESAマウントアダプターキット

VESA規格は、100mm平方のでM4のネジ穴が4つあるというシンプルなもの。
こいつに20mmのアルミフレームをかましてみる。

$DTM机 ◆ 自作のススメ-iMac自作VESAスタンド

どうすかね?
iMacのディスプレイ位置って高杉、については、ネット上でも悪評をちらほら見るので、結構需要がありそう?? デザインにもよるけど、VESAマウント込みで6000円くらいで作れるよ。

iMac本体は巨体かつ超ヘビーなので、アームでの運用はちょっと厳しい。フォトスタンドのように、足で「支える」のが一番確実。ちなみに、右側に伸びるフレームは、あるモノをiMacにつけるためのブラケット。。。

$DTM机 ◆ 自作のススメ-iMac自作VESAスタンド

$DTM机 ◆ 自作のススメ-iMac自作VESAスタンド

ちなみに、とりはずした元のスタンドはこんな感じ。。。
DTM机 ◆ 自作のススメ-iMac標準スタンド

DTM机 ◆ 自作のススメ-iMac標準スタンド

ゴールデンウィーク中には、改修計画を完遂したい。。。

部品発注

$DTM机 ◆ 自作のススメ-設計ファイル

前回のエントリーから、スピーカー台を設置しようと日々構想を練っていましたが、ようやく設計が完了し、部品の発注にこぎつけました。

使ったのは以前にも紹介したUnitDesignです。

何だか、構想を練っているうちにアイディアが膨らんでしまったので、完成までかなり時間がかかりそう。。。

コンセプト的には、

1)シンプルさを維持しながら、DTM机としての機能を拡張させたい
2)フツーのデスクとしての機能も向上させたい
3)「基地」感を増幅させたい

ということで、スピーカー台以外にもいろいろとやっていくつもりです。アルミフレーム以外にも部品をたくさん使うので、これだけ見ても全然分かんないと思いますが。

あ、設計図には机と直接関係ないモノも入っています(右下のラック二つ)。

んでわ。また。

しばらく使ってみた感想

えと、前回で自作DTM机・製作記事「完」としましたが、完成から1ヶ月半くらい経つので、この間自作机を使ってみた感想をご報告したいと思います。

せっかく参考にしてくださるという方もいるので、「こうした方がよかった~」というところを中心に。

んと基本的にはすごく満足してます。使ってみて、大きな失敗はなかったなあ、と。

まあ、それでもいくつか失敗というか改善努力というか、試行錯誤をご報告。。。

困ったポイント1◆天板の傷(がちょっと目立つ)

濃いめの色で塗ったのでしょうがない部分もありますが、ちょい傷が目立ちますね。
ウレタン塗装というやつは、そんなに表面が強くないのか??
半つや消し、という指定をしたのですが、もうちょいツヤがあった方が傷が目立たなかったのかな。

ま、でも気にしなければどうってことはないです。
そのうち木目用の修正ペンでも使ってみようかなあ、なんて。

困ったポイント2◆天板のたわみ

スライド天板ということで、耐荷重はともかく、やっぱり剛性感は普通の天板にはかなわない。
実際、パソコンのキーボードを打つときに腕全体を乗せると、天板が若干沈み込む感じ。
これはちょっと気になったので、改善策として、側面のフレームに太いネジを仕込んでみた。。。

↓↓ わかります?? コレが何の役に立つかというと、、、

$DTM机★自作のススメ

天板を手前に出すときに、このネジの上に「乗っかる」感じになるわけ。
↓↓

$DTM机★自作のススメ-天板引き出し状態

これは効果絶大でした。板の中央はほんの少し沈む感じはあるけど、両端はがっちり。まあ、難点は見た目がちょっと、、、なとこだけど、机として使っているときは見えないし、やはり天板の安定性はデスクワークには大事ス。

困ったポイント3◆デジピ台の揺れ

天板と同じように、やっぱりスライドで可動させる鍵盤も引き出した状態で完全に固定することは困難。。。特に和音をフォルテ?でどーんと上から押さえると台全体が若干揺れてしまっていた。
これも天板と同じように、ネジを仕込むことで軽減させようと。

$DTM机★自作のススメ-デジピぐらつき防止

写真を撮り忘れましたが、このネジ頭スレスレのところにレールが伸びてきます。いやむしろ若干あたります。そうすると、鍵盤を引き出した状態で上からの圧力がかかっても、ネジ君が支えてくれる、という理屈。

で、結論的にはこちらもかなり効果あり。「揺れ」はゼロではないけど、ほとんど気にならないレベルまで抑えられた。

これも見た目はあんまり美しくはないけど、よく考えたらたった計4本のネジで、剛性感が劇的に改善されたわけで、これはラッキー♪ こういう試行錯誤が手軽にできるのもアルミフレームのよさかと。


困ったポイント4◆全体の高さ

うーん、ちょっと高すぎたかも。鍵盤引き出し状態は文句ないんだけど、パソコンを仕事に使うことが多いので、デスクとして使うとちょっと疲れる。iMacが巨大なので、どうしても見上げる感じになりがちなんだよね(ちなみにiMacの脚は取り外してマス)。。。

アルミフレームは気軽に切断できない代物なので、こういう部分の調整は逆に難しい。高くする分にはやりようがあるけどね。

採寸は大事だ!とか偉そうに書いたけど、やっぱ使ってみないと分かんないなー汗


では、使ってみて予想外によかったところ。。。

予想外のGoodポイント1◎天板の段差が使いやすい

ご覧の通り、手前の天板を動かせるようにするために、2枚の天板には段差がある。普通に考えたら、これはあんまり使い勝手がよくなさそう。。。

しかし、、、iMacの薄型キーボードには、この段差がジャストフィット!! 写真のように段差部分にパームレストを置くことで、非常に快適にタイピングできることが判明。仕方がなくてできた形なんだけど、これはうれしい誤算。

厚みのあるキーボードだとこうはいかないかもしれないけどね。

$DTM机★自作のススメ

予想外のGoodポイント2◎楽譜を広げやすい

普通のデジタルピアノと違って譜面台がない。おもむろにデジピモードで譜面を載せてみると、、、
広げやすいし、見やすい! ふつうの譜面台って、垂直に立ちすぎてて、譜面がふにゃっと落ちてしまいがちなんだけど、この机だと全体的に寝ている感じで、譜面がすごく広げやすい。天板の段差部分と、デジピの操作ノブの部分にいい具合にフィット♪

$DTM机★自作のススメ-楽譜を広げると

これも予想外に使いやすいところだった。譜面に書き込むのもラクチン。まあ、たいしたことじゃないんだけどさ。

欠点があるとすれば、このレイアウトに慣れすぎてしまうと、普通のデジピや本物のピアノの譜面台の位置を使いにくく感じてしまう可能性があることかな。

あ、ちなみにデジピ全体の位置を少し後ろにずらしました。使っててマウスが遠すぎたので。

。。。

さて今後ですが、さらに快適環境を追求すべく、☆スピーカー台(棚)☆を増設する予定。ご覧の通り、ミニマムな機材で、音量もあんまり出せない環境なのですが、もうちょいセッティングを改善したくなってきた。プラス、遊び心も忘れずに、楽しみながら進めたいな。まあ、なにぶん片手間作業なので、時間はかかると思いますが、時々見に来ていただけると進捗報告があるかもです。m(_ _)m

おまけ

さて、自作机にくっつけたいろいろなおまけを写真で紹介して、最後のエントリとしたいと思います。

鍵盤台の取っ手。張り切ってつけたんだけど、実用上必要はなかったかも。
$DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_鍵盤台取っ手

ヘッドフォンをひっかけるとこ。色気はないけど、まあ使いやすい。
$DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_ヘッドフォン用フック

$DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_ヘッドフォン用フック
駅の男子便所に傘を引っ掛けるとこあんじゃん? あれ見て、「あ、これヘッドフォンかける金具に使える。。。」とか思ってしまう。自作の副作用。。。

ちなみにオーディオインターフェースは、最初机の上に乗せてたんだけど、微妙にかさばって場所を取ったので鍵盤の左下に移動。ホームセンターでよく売ってる金具をフレームに接続して、その上にちょこんと乗せています。裏から見ると分かりやすいかな。
$DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_裏側AIFブラケット

デジピの電源に連動したLED。実際はもうちょっと暗くて、もうちょっと白い。まあ、何の役にも立たないけど、天板を引き出しているときでもデジピの電源が入っているかどうか一目で分かるので、便利だと言うことにしている。あー便利。
DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_LEDライト

DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_LEDライト

実はこんなの↓を見つけて、アルミフレームの溝に入るかも!という、ただの思いつきなんだけどね。
http://item.rakuten.co.jp/mirage-mall/car--120/
しかし20mmのフレームの溝には微妙に入らなくて、はさみで切り刻んでいるうちに断線したりして、実はかなり時間かかっちまった。

木ネジ通し穴のキャップ。
DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_サムノブ

前のエントリでも説明したように、天板にはたわみ防止のフレームをつけてる。このために木ネジを通す穴をフレームに空けてもらったんだけど、完成後ネジが丸見えでかっこ悪かった。何かでフタをしたいと思って、ウェブを探しまくって見つけたのがコイツ。サムノブとかいうパーツらしいのだが、こう見えてかなりのレア部品。苦労して見つけたかいあって、デザインのアクセントにもなった。
DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_サムノブ

コード隠し。DTMやってる人なら、コードやらケーブルやらがどれほどの質量を持っているか、身をもって知っているはず。うちはデジピ+オーディオインターフェース+ソフト音源というシンプルな構成だけど、電源回りはそれなりにかさばる。
$DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_ケーブルカバー

こいつをアクリル版でフタをして隠してしまう。。。右に見えてるフレームは単なる余り。
$DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_ケーブルカバー

最後に、意味もなくヤモリ?トカゲ?。。。あ、ちなみにフックもアルミフレームのアクセサリ。
$DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_トカゲ&フック

以上。です。
2chにコメントくれた人、今まで読んでくれた人、ありがとう。
そして、DTMの環境にこだわるすべての人に、自作机をオススメします。

という訳で、、、

完。

サイズの決め方

3月10日、追記しました(in red)

机の幅、奥行き、高さの決め方について。

以下、本気で自作するぜ、って人には少しは参考になるかもしれないけど、何となく見てくれてる人にはただの数字の羅列だと思う。まあ、そんな感じで見てやってください。

でもでも、採寸とサイズ決めは本当に大事。逆にいえば、サイズがびしっと決まれば、あとの設計は消化試合とも言える。2つ前のエントリで紹介したCADの作業に入る前に、幅、奥行き、高さだけはしっかり決めておいた方がいいよ!

当然、机の大きさは、それぞれの好みや持っている機材・置きたい機材で変わってくる。あくまで一つの作例として参考程度に。

$DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_サイズ決め

(1)奥行き=固定天板の奥行き+可動天板の奥行き

固定天板にパソコンとモニターなんかを乗せることが多いと思うので、固定天板の奥行きを長めにとるとよいよ。。。
作例の場合は、可動天板の奥行きが277mm、固定天板の奥行きが396mm。

<奥行きサイズ決定のポイント>
デスクモードのときは、可動天板に腕全体を乗せる感じでパソコンのキーボードが快適に打てること。
デジピモードのときは、可動天板を奥に動かして、デジピのパネル全体にアクセスできること。
→置きたいキーボードのパネル部分の奥行きに依存するとも言える。

ところでなぜこんな半端な数字かというと、天板用のスライドレールの可動幅に合わせてるから。
あともう一つ気をつけるのは、天板を外注する場合のサイズ指定。
作例では、天板の剛性をあげるため、サイドに20mmのアルミフレームを当ててる。
(板の厚みも20mmです)
この分を差し引いて、かつ可動天板を最大限に引き出したときに、可動天板と固定天板とが20mmぶん重なり合うようにしたので、、、

可動天板の木材部分の奥行き=277mm - (20mm x 2) + 20mm=257mm
*すいません、追加訂正です。可動天板は前後両方に20mmの補強フレームを入れているので、-40mmでした。その他赤字部分、微妙に違ってました。。。

固定天板の木材部分の奥行き=396mm - 20mm = 376mm

となっとります。

ちなみに、天板2枚のオーダー見積もりはこんな感じでした。
 ヒノキ集成材 厚20
 ¥8,700(材料代)1470×376 1枚
 ¥5,550(材料代)1370×257 1枚
 ¥4,280(塗装代)ウレタンローズウッド色半ツヤ消し(裏面反り止め)
 ¥2,100(送料+諸手数料)
 ¥20,630(合計・消費税込み)

作例では、どうしてもダークな色の天板がほしかったので(デジピとの一体感を出したかった)、完全外注にした。けどホームセンターなんかで売ってる安価なパイン集成材なんかを使って切り詰めれば、総額4万くらいで作例と同じ機能の机は作れると思う。




(2)机全体の幅&(3)鍵盤台の幅

これも当然好みで決めればいいけど、作例は可能な限りコンパクトに作りたかったので、デジピのサイズに合わせてぎりぎり小さいサイズにした。
その場合、たとえば作例だとこんな計算で決まっている。
(2)全体の幅 = 置きたいキーボードの幅(1385mm)+ クリアランス5mm + アルミフレームの厚み(40mm)×2 = 1465mm (=固定天板の幅)
(3)鍵盤台の幅 = 置きたいキーボードの幅(1385mm)+ クリアランス5mm ー スライドレールの厚み(13mm)×2 = 1364mm

実は、作例ではクリアランスを5mmしかとらなかったんだけど、スライドレールの遊びが意外と大きくて、ちょっと雑に動かすとデジピが左右のフレームにあたりそうになる。クリアランスは2cmくらい(つまり左右で1cmずつ)くらいとっておけばよかったなあ、と思ってる。


(4)高さ
実は、高さが一番難しいんだよねー。なにげに作業の快適さに深く関わってくるし。

高さを決めるポイントは、
・鍵盤の高さをどれくらいにしたいか。
・デスクの上面の高さをどれくらいにしたいか。
の二つの要素。

88鍵使ってる人は、白鍵のトップをグランドピアノと同じ高さ(約70cmらしい)にしたいと思うかもしれない。
自分もそうなんだけど、白鍵の上面をグランドピアノよりも少し低めの67.5cmくらいに決めて、そこから机の上面を逆算してる。
自分の持ってるキーボードの白鍵のトップからパネルの上端(あるいは飛び出してるボタンの上端)の高さを測ると、大体の机の高さが決まる。実際には、それプラス、クリアランスを5mmほど+可動天板の厚み(20mm)+クリアランス5mm+*天板の厚み(作例では20mm)が本当の固定天板上面の高さになる。ちなみに、(5)上面から鍵盤台上までの高さ、はデジピ(またはシンセ)の高さ+クリアランスの5mm、ということス。*追加しました。

普通のデスクとして快適に使うことを考えると、あんまり高すぎるのはよくない。
白鍵の理想的な高さとパソコンのディスプレイの理想的な高さを天秤にかけながら、最適値を探していく感じ。メジャーと格闘しながら、じっくり決めることをお勧めします。

多分、作例の現物を見ると、写真で見るより低く、コンパクトに感じると思う。

ごめん、なんだか分かりにくいエントリになりましたが、おゆるしを。
これで終わるつもりでしたが、なんだか味気ないので、後1回おまけをやります。

それと、まぢで自作するぜー、でもサイズの決め方がやっぱり分からない、という人はばしばし質問してくれておkです。

天板&スライドレール

木材の知識はほとんど持っていない。ので、最初から塗装も含めて外注するつもりだった。
デスクの天板だと「メラミン化粧板」というのが定番ぽいのだが、スライドレールに固定するためにぐりぐり木ねじで穴をあけるつもりだったので、果たして「メラミン」が適しているのかどうか、わからなかった。今も分からない。

いろいろとさまよったあげく、↓こちらに頼むことにした。
http://www.sakuma-mokuzai.com/index.htm
木目がきれいに出てて、比較的安い「集成材」がおすすめ。
説明文をたよりに、軽くて丈夫そうな「ヒノキ」に決定。

この「エコモク」さんは指定の色でウレタン塗装をしてくれる。
これまた塗装のことはよくわからないのだが、ウレタン塗装というのは、素人ではなかなか難しい塗装らしい。これを一枚2千円ほどでやってくれる。

しかも、、、これが「エコモク」さんに送った塗装の指示書。にすらなっていない適当なお願いシート(画像は適当に見つけたもの)。
$DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_天板_発注
しかし、返信メールには
「添付していただいた色に合わせておつくりすることは可能ですが、ブラウザーによって色の見え方が多少変わってしまいます。何か現物の端切れをお送りいただくか、「かなり深い茶にわずかな赤みを感じるローズウッド色」でおまかせいただけますでしょうか。」
と心強いお返事。ええ、おまかせいたしますとも。

デスクを自作する場合、天板のクオリティはかなり重要じゃないかと思う。
納品された天板は、イメージ通りの色で、とても美しかった。これは自分では絶対できない技。ちなみに、天板2枚でトータル2万円ほど。
$DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_天板_トップ

そして、スライドレール。
これが思った以上に難航した。基本的なデスクのサイズと、天板と鍵盤(ややこしいな)をそれぞれレールで引き出したり、しまったりできるように、というギミックは決めたものの、サイズ、可動幅、耐荷重のスペックで見合うものがなかなかなくて。

結局、天板用に選んだのはコレ(277mm動くやつ)。ポイントは、引き出したときに簡易ロックが働くところ。強めに押し込むとロックが外れる仕組み。思ったより「遊び」が大きかったけど。。。↓

http://www.takigen.co.jp/pdf/T-006/21214540000.pdf
$DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_スライドレール_天板

このメーカーはウェブ直販やってるのが便利。しかも安い。
天板ということを考えたときに若干耐荷重(30キロ弱)が不安だったんだけど、まあだいじょぶぽい。

で、もっと大変だったのが鍵盤用のスライドレール。耐荷重にかなり余裕があり、かつ移動量300mmほど、かつ簡易ロック機構つき、という条件で探すも、見つからず。。。そもそも50キロ以上の重さに耐えられるやつは少ないし高い(1万超えたり)。半ばあきらめかけてたときに、楽天でこいつを発見。
http://item.rakuten.co.jp/kanamorikanamono/1320010/#1320010

$DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_スライドレール_鍵盤

80キロ以上に耐えられ、サイズもほぼOK、しかもこいつも安い!
ロック機構はないけど、まあそこは何とかしようということで、購入。

フレームへの取り付けはすごく簡単。アルミフレームを紹介したエントリで書いたけど、フレームの溝に必要な数の「ナット」を入れてネジで固定するだけ。天板と接する側は木ネジ。
一つだけポイントは、スライド同士が干渉しないように「トラス」というネジの頭が薄っぺらいやつを使うこと。
こちらが完成イメージ↓
天板も鍵盤も前に出ているところを内側から撮った写真。
$DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_スライドレール_内部
あ、当然だけど、レールは直接デジピにつけてるわけじゃないよ。レールで動く台をアルミフレームで作って、その上に乗せてます。

レール部を前からみたとこ。
$DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_スライドレール_正面

可動ギミック。
DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_レール可動ギミック

DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_レール可動ギミック

DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_レール可動ギミック

一つ問題だったのは、やっぱ鍵盤用のレールがスムーズすぎて、ちょっと触ると引き出したデジピが動いてしまったこと。これは強力なネオジウム磁石とホームセンターで買った金具を組み合わせて、簡易ロックすることで解決。
http://item.rakuten.co.jp/magnet/b20-1/

固定ギミック。
ちょっと分かりにくいけど、下から撮った写真。スライド途中→全開時への流れです。丸いやつがネオジウム磁石で、四角いのが鉄製の金具。スライド時に磁石が金具に吸い付いて、デジピを簡易固定。「カチン」と、なかなか気持ちいい??音が鳴る。
DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_ネオジウム磁石

DTM机 自作のススメ-自作DTMデスク_ネオジウム磁石

機材に磁力の影響ないの??という心配もあると思うけど、引き出したときと引っ込めたとき用に2枚金具を仕込んであるので、全開時と全閉時には磁力はほぼゼロに押さえられてる。はず。
磁力を片側に集中させた磁石なので、スライド途中でも機材への影響は最小限。のはず。

はあ、写真集めんのって大変。。。後1回で終了予定ス。ここまで読んでくれてありがとー。