女の子には詩が必要なんだ | Diary of a Lover

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中村隆宏の手記

「女の子には詩が必要なんだ」って、リチャード・ブローティガンが書いてた。だから書いたよ。いまだに書こうともしてる。

 

でも、それって、どうしてなんだ?本当に必要なの?理由は考えたこともなかった。感性で正しいと思った。でも、はたして、どうなんだろう?

 

うまく騙されたのかもね。ただ、それなら、それでもいいよ。書いても読まれないなら、歌詞にして歌にすればいい。聞こえてくる声にすればいい。

 

だけど、本当であってほしいと思う。「女の子には詩が必要なんだ」ってタイトルの詩が書かれたんだから。そんな詩情に独りの男が憑りつかれたんだから。