奇妙な日々 | Diary of a Lover

Diary of a Lover

中村隆宏の手記

たしかに奇妙だ。ひねくれているというか、素直でないというか、すべて計画通りだとしても、この世の日々は限りがある。退屈だったり、美しかったり、二度と訪れなかったり。たぶん、俺の言うことを聞いてくれたことはないよな。

 

失われた少女、幸せではない女の人、月夜のドライブだ。俺の眼はあなたを見ているけれど、あなたの顔は心に映らない。周りは、みんないい人だらけ。たしかに、奇妙な日々だ。音楽が終わった後に、俺は逃げ出す場所がない。