女系の総督 藤田宜永著 講談社出版社の役員を務める森川崇徳。
その家族は女性だらけ。自分の兄妹は姉に妹、子どもは3人の娘。
そんな崇徳には編集者時代に担当作家と不倫して、別れた後に自宅に
押しかけられ、一家離散の寸前までいった過去があった。
そんなことから成人してマンションに1人暮らしをする長女はいまだに懐かず、
一抹の寂しさを感じていた。
ある日、長女との仲直りを目指してマンションに向かったところ怪しい男性を
見つける。その男性との出会いがきっかけとなり、、、
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さすがは直木賞作家!
女系とちょっと特殊ではあるけれど、どこにでもありそうな家族の日常やトラブルを
淡々と、ときに刺激的な言葉も織り交ぜて、無駄なくストーリーを展開させていく。
登場人物が多いですがキャラが個性的で、夫々の役割を担っていて破綻がない。
500ページと大作ですが没入感たっぷりに楽しめます。