平場の月 朝倉かすみ著 光文社文庫
50代の男女、青砥と須藤。二人は中学時代の同級生で
それぞれ離婚して地元に戻ってきたところで偶然遭遇。
青砥は中学時代に須藤が好きで、再会を機に二人で会うようになり、
親密な仲になる。そんな中で須藤にガンが見つかり、治療を続け
ながら二人は限られた時間を過ごす。
須藤は青砥に病状を詳しく知らせないまま、二人はいつもと
変わらないように会い続ける。しかし、須藤の病状は青砥の
知らないところで徐々に悪化していく。
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堺雅人と井川遥の主演で映画化された本作。
Youtubeのショートでたまたま見かけ、とても面白そうだったの
原作を読んでみた。切ない内容ながらサバサバとした文体で
悲壮感がない。ただ情景描写に少しクセがあり、若干の読み辛さを
感じる。思ったほど主人公に感情移入もできず、斜め読みして読了。
若い作家なのかなと思ったらベテランで、しかも2026年の直木賞作家
だった。
どうでも良いが、星野源が手掛けた本映画の主題歌が秀逸。
超複雑なコード進行ながら、それを感じさせない自然な曲調で、
この映画の切ない空気感を見事に醸し出している。











