燃え尽きからの回復のステップに進みます。

 

 

◆回復のポイントは、

 

①価値観の棚卸し

②自分の価値を見出す

③徒労感や怒りから自由になるライフスタイルや感情の扱い方を身につけること

 

 

それは「自分を追いつめる生き方を

変える」ことを意味していました。

 

 

もえつきは「もちきれない荷物を

抱え込んでいる状態」で、

その中で一番重い荷物は「信念」。

 

それをまず降ろすことが必要になります。

 

 

 

 

 

 

 

◆「人生は大変であるべき」という信念◆

 

 

 

 

自分の回復過程を振り返ってみると、

一番意味があったのはこの

「価値観の棚卸し」でした。

 

 

 

 

34歳まで私は、

「人生は大変なのが当たり前。

大変でないといけない」と

思い込んでいました。

 

 

 

もちろん楽しいことがなかったわけではないです。

社会活動を通じて得た新しい出会い、

世界が広がったこと。

 

 仕事でも、地域で必要とされている

プロジェクトを、ボランティアの方々と

やり遂げたり。

 

 

 

 

しかしベースには、

「苦労は買ってでもするべき」という

人生観があって、

自分のキャパを越えても

「これぐらい耐えられなくてどうする」

とギブアップできませんでした。

 

 

ぼーっとしてると、

「自分は怠け者なんじゃないか」と

落ち着いて休めない。

 

 

 

 

しかし、それはもしかして

間違いだったのではないかと、

思い至り始めました。

 

 

経験が豊富であることに

越したことはないけれど、

わざわざ悲惨な人生を

選ぶ必要はないのだと。

 

 

 

 

数ヶ月を経て、次第に

「自分は無力ではない、

成し遂げてきた事もある。

全ては無理でも、自分には

事態を変える力がある。

できないことはできないと

認める力も持っている」と、

現実を原寸大で認識できるように

なってきました。

 

 

(続きます)

 

 

※この「喪失と再生」というお題、

燃え尽きについては11回でひとつの区切りの予定です。

もう少しお付き合いいただけますと幸いです

 
 
 

byしゅくらむ

  

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ココでの出会いと、ここまで読んで下さったことに、感謝をこめて。

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もえつきからはどうすれば回復するのか?

またどうすれば再発を予防できるのか?  

 

 

もえつきは人間関係によって起こるので、

そこからの回復も、人とのつながりから

しか得られません。

 

一人だけでは回復できない。

 

 

具体的な治療は専門家のサポートが

不可欠でですが、同時に、

同じ経験を持つ当事者の

自助グループなどで

経験や感情を共有することも

大きな支えとなります。

 

 

私自身の場合も、

「もえつきとセルフケア」、

「グリーフワーク(喪失のケア)」、

「アディクション(嗜癖)」、

「ナラティブ・セラピー」、

「ACとインナーチャイルドワーク」

などのセミナーに参加し、

回復者の講師から直接話を聞いたことが

治療への端緒につながりました。

 


前を行く回復者(リカバリング)の

存在それ自体が、

力を与えてくれたのです。

 

 

 

中でも、

もえつきやアディクション治療の

スペシャリストである

アメリカ人カウンセラーとの出会いは

非常に大きかった。

 

image

 

 



機能不全家族で育った彼は、

アルコールと薬物依存からのサバイバー。

 

 


過剰摂取で生死の境を彷徨った後、

自助グループに繋がって回復し、

大学で心理学を修めて、国家資格の

アディクション・カウンセラーを取得。

 

その後、全米随一の依存症治療施設

「ベティ・フォード・センター」で

子供のケアプログラムを完成させ、

州児童保護局職員として働いていました。

 

 

 


日本でいうと、

「アル中でジャンキーで

廃人寸前だったホームレス」が、

その経験故にスカウトされて

国家公務員になったみたいなものです。

 

 


壮絶な人生をありのままに語り、

還元することで他者の回復を支え、

自分の喜びとして生きる彼を見て、

「人は何度でも生き直すことが出来るんだ」

ということを学びました。

 
 

(続きます)
 
 
 
PS

「もえつき」、「グリーフワーク」、

「アディクション」、

「ナラティブ・セラピー」、

「ACとインナーチャイルドワーク」

などのセミナーは、

「アスク・ヒューマンケア」研修センターでお世話になりました

ご興味のある方はぜひチェックしてみて下さい

 

▼アスクヒューマンケアHP セミナー案内ページ

http://www.a-h-c.jp/seminars-top/page/2

▼アスクヒューマンケアHP トップページ

 
 
 

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自分自身を振り返ってみると、

まさに絵に描いたように

燃え尽きのプロセスをたどっていました。

 

祖母の自殺をめぐるストレスは

最後の一撃だったに過ぎず、

それまでの34年間で、すでに

エネルギーを使い尽くしていたのでした。

 

 


 

もえつきという言葉を知らなかった訳

ではないし、自分がやりたくて選び、

自分を懸けてきた社会活動のはずでした。

 

その活動を続けていくために

安定した職業を選んだつもりでした。

 

アトピー等様々な持病とつきあいながら

「頑張らないように頑張る」術は

心得ているつもりだったのに。

 

 


 

しかし結果として、もえつきるまでに

過剰にエネルギーを投入したのは、

活動が己の存在意義の証明という面が

あったからということは否定できません。

 

福祉職を選んだのも、感謝されることで

「自分は役立っている」と実感でき、

自己肯定感を満足させられることを

無意識のうちに感じ取っていたから。

 

 


そうであるがゆえに、

活動が行き詰まり、

職場でも苦しくなると、

アイデンティティクライシスに陥ったのです。

 

 


 

 

「期待に応えて成果を出している限り

自分は存在していい」ということは、

裏返せば、「何か成果を出さなくては

自分は無価値」ということになります。

 

 

 

親友の死への贖罪から紛争地へ行き、

そこで日本の現実を変えることが必要と

思い定め、

社会活動でリーダー的役割を買って出たものの、

20代のように若さでがむしゃらに頑張る

だけでは事態を打開できず、

他人への怒りや嫉妬に襲われました。

 

 

 

「自分はこんなに頑張ってるのに!」と、

うまくいかないのを人のせいにしてなじる。

 


恋愛でも次々と関係を壊してしまい、

結婚は破談。

 


うまくいっている(と自分が勝手に

思い込んでいる)人や、

自分にないものを持っている人を見ると、

嫉妬の念が湧き起こる。

 

そういう自分の醜さは自分が一番わかる

ゆえに、ドツボにはまっていったのでした。

 

 

 

 


 

それ以前から、職場のポジションが

かなりのプレッシャーとなっていました。

 

勤続10年、年功序列で課の№2と

なってしまい、自分のことだけ

やっていればいいというわけには

いかなくなり、業務量が倍になり、

常に仕事に追われる状態が続いていました。

 

 

 


 

もうひとつ、

ADHDとしての引け目がありました。

 

診断後、

「フツーの人でない自分には、

この道(社会活動)しかない」と

観念する一方で、

「はやく人並みにならなくちゃ」と、

ADHD治療や対処法をまとめる

ノートを、毎日通勤電車の中で

吐き気や頭痛になりながら

憑かれたように取り続けていました。

 

 

 ただでさえADHDデフォルト機能で、

「何事もやり過ぎる=

取りやめるスイッチが壊れている」のに。





 

そして家族問題。

 

祖母の介護や両親の離婚など、

放っておけばいいのに仲裁したりして、

結局「いい人」でいたかったのです。

 

 

 

 

 



 

今から考えると、物理的に到底

不可能なことをしようとしていた。

 

 

早晩、破綻して当然だったのです。

 

 

 




 

認めたくなかったのですが、ついに

「このままでは本当に駄目になる」と

突きつけられ、もえつきの問題と

向き合わざるを得なくなったのでした。

 
 
 

(続きます)
 
 

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では、もえつきは、「うつ」等とは

具体的にどう違うのでしょうか?

 

休養すれば治る身体的疲労とは

何が異なるのでしょうか?

 

 

学んだことの続きを書いていきます。

 

 

 

決定的な違いは、

激しい「怒り」をともなう

「進行性の病」ということ。

 

 

 

 



もえつきは次のようなプロセスを

たどって進行します。

(水澤都加佐さん著書より)

 

 

 

 


①態度の変化:

イライラして怒りっぽくなる。

不平不満が増える。

人や物事に対して疑い深くなる。

冷笑的になったり、

寡黙で引きこもりがちになる。

 

②逃げの行動:

忙しそうなふりをする、

仕事を休みがちになる、

転職を希望する。

 

③ストレス性の身体症状:

疲れ切った感じ、

しつこい頭痛、

首や背中の痛み、

胃腸の不調、不眠など。

 

④もえつきの否認:

自分の価値を実証しなくてはという

強迫感で、さらにスケジュールを

過密にし、スーパーマン的に

仕事をこなして存在をアピールする。

 

⑤崩壊:

こうした悪循環から、不安・怒り・

恐怖等がひどくなる。

適切なサポートが得られないと

(不信感からサポートを拒否する

場合がある)

うつ状態と攻撃性が強まり、

人間関係が保てなくなる。

 

 

 

こうした危機から逃れようとして、

「自己治療」に走ることも多い。

 

アルコールや薬物の乱用、

ギャンブル、逸脱した消費行動や

性行動等のアディクション(嗜癖)。 

それがために社会生活を維持

できなくなり、職を失ったり、

自殺企図に至ることもある。

 

 

こうなると、もえつきより

依存症としての治療や援助が必要になる。

これは本人の意志の強さとは関係なく、

むしろ「自己治療」しようとして深みにはまる。

 

 


教育熱心だった教師が生徒に

性的いたずらをするような事件が

多発していますが、

「大部分が、もえつきの結果の

異常行動ではないか」という分析もあります。

児童虐待や介護心中も、

この文脈で見ることができます。

 

 

 

 

いずれにせよ、もえつきは

休養すれば治る身体的疲労とは異なり、

本人も「このままではまずい」と

思いながらもどうしようもなく、

そのまま進行すれば結果として

人生すらも破壊してしまう病なのです。

 
 
(続きます)
 
 
 

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もえつきについて、

その概念やメカニズム、

回復へのカギなど、

学んだことを記していきます。

 

 

 

 

◆誰もが罹りうる、「ありふれた病」◆

 

 

看護師・医師や、ヘルパー、

ソーシャルワーカー・ケースワーカー、

そして教師など、

医療・保健・看護・介護・福祉・

心理関係の援助職、教育関係者にも

多い職業病である、「燃え尽き」。

 

 

最初の事例は、1974年アメリカの

病院の援助職(ソーシャルワーカー)。

 

 

「バーンアウト・シンドローム

(もえつき症候群)」の

名付け親である精神分析医

ハーバード・フロウデンバーガーは、

「自分が最善と信じてきた仕事、

生き方、人間関係などが、

まったくの期待はずれに

終わったことでもたらされる

疲弊や欲求不満の状態」と定義しています。

 

 

 

私がセッションを受けた

もえつきセミナーの講師で

自らも体験者である水澤都加佐さんが、

日本の現状を踏まえた著書も書かれています。

 

 

 

 

 

◆もえつきの3大要素は、

①手を抜けない大変な状況が続く

②いくら努力しても報われない

③使命感や責任感、思い入れが強いこと

 

 

もえつきは人間関係によっておこるため

職業病とは限らず、

主婦や会社員、ボランティアや活動家、

そして子供ももえつきることがある。

 

 

 

「たとえば、思うようにいかない

子育てに一人で悩んでいる母親。

 

家族を長年介護している人。

 

飲酒や、ギャンブルなどの問題を

抱えた人にさんざん手を焼いている

配偶者・親・きょうだい・子ども。

 

弱い立場の人を支えるボランティア

活動や組合活動、自助グループ活動、

社会運動などに力を注いでいる人。

 

上司と部下の板ばさみになったり、

会社と顧客の間で板ばさみになっている

など、人間関係の調整に膨大な

エネルギーをとられている人。

 

そして、ひたすら親の期待に応える

ためにがんばってきた子どもや、

そうやってがんばり続けて

大人になった人も…」

 

(「もえつき」の処方箋/

水澤都加佐さん著書より)

 

 

 

 

つまり、ありふれた病なのだと。

 

 

 

日本では統計上現れていないのですが、

実際、「うつ」や「心身症」、

「対人関係障害」等と診断された人が、

もえつきに焦点を移した治療によって

回復する場合も少なくないそうです。

 

 

 

 

では、もえつきは、「うつ」等と

どう違うのでしょうか?

 

 

(続きます)

 
 
 
 

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