今週は、実習生が来てくれていました

最近はペットブームもあって、トリマーの人気が上がっているようです。
今日は、そんなトリマーのお仕事について。
トリマーの仕事って、犬の美容師さんであるわけですが、、、
プードル、シーズー、ヨーキー、など、ミックス犬を含めると、本当に色々な毛質のワンちゃんがいます。
同じ犬種でも、毛量の少ないこ、多いこ、同じようにカットをしても、同じスタイルにはなりません。
しかも、ぬいぐるみをカットするのならいいのですが、ワンちゃんの性格も様々でじっとしてくれるこもいれば、してくれないこもいます。
人間で言うと、幼児と同じ感覚なのでしょうか。
人間の美容師さんって、アシスタント、スタイリストとしっかり分かれていて、美容学校を卒業したからといって一人前の美容師さんではありませんよね。
夜遅くまで毎日勉強していると聞きます。
トリマーももちろんそうなのですが、、、
人間の美容師さんに比べると、意識の低いトリマーさんが多いな、と私は感じます。
(美容師さんに聞くと、人間の方でも多いよ~とは言っていましたが、、)
犬が大好きで、目指した仕事だと思うのですが、実際に働いて見ると、非常にキツイ仕事ではあります。
慣れてくると、純粋に可愛い、という気持ちがどこかにいってしまい、ワンちゃんに厳しい言葉しか浴びせられなくなったり。
叱ることも必要ですが、褒めることを忘れてしまうのですね。
そうすると、ワンちゃんはそのトリマーさんの事が嫌いになって、さらに嫌がるという悪循環。
嫌がることだけをしていれば、嫌われるのは当然です。
かといって、嫌がるからやらない、という訳にもいきません。
痛みを与えずに、嫌だけど我慢出来るようにしてあげなければいけません。
そういう面では、トリマーはトレーナーとしての知識も必要となります。
また、ワンちゃんは生き物ですから、お預かり中に何か大きな病気が見つかることもあります。
例えば、内出血。
紫斑というアザが出来る病気があるのですが、一見ただの皮膚病に見えなくもありません。
ただの皮膚病なら命に関わることはあまりありませんが、内出血だとしたら血液の病気で、トリミングを継続すれば命に関わることがあります。
老犬のトリミングも慎重に状態を見ながらやる必要があります。
そういう面で、診断までは出来なくても、病気の知識も必要となります。
噛み付くワンちゃんや、老犬など、危険性の高い場合はお断りすれば簡単なのかもしれません。
でも、断られてしまったワンちゃんはどうすればいいのでしょう?
カットが必要でなければ、おうちでお手入れしてあげればいいのかもしれませんが、カットが必要な場合、毛玉だらけになってしまったり、不衛生になってしまったりしてしまいますよね。
私は、何かあった時にすぐ処置が出来た方が良いような重篤な場合は病院併設のトリミングをお勧めすることはありますが、そうではない限り、プロのトリマーとして出来なければいけないと思います。
作業が困難なワンちゃんを前にして、バカ犬、とか、こんな子受けなきゃいいのに、とか、そんな言葉を口にしているトリマーさんも中にはいます。
そう言う前に、あなたがトリマー辞めれば良いのに。と思いますよね。
実際にそんな人は続かないのだと思いますが。
お店のオーナーがトリミングの知識がない場合、学校卒業したんだから出来るでしょ、といきなり一人で任せられてしまうお店もあります。
人間の美容室ではあり得ませんよね。
ただ何と無く仕事をしているだけで、ワンちゃんのために、お客様のために、本気で考えられるトリマーさんって、本当に少ないと思います。
でも、そんなトリマー業界の底上げに頑張っている先生方もたくさんいます。
私はまだまだ未熟者で、自分自身のトリマーとしての腕、自分のお店の事で精一杯なのですが、、、
ゆくゆくは経営者として、トリマーとして、そういう大きなことを視野に入れてお仕事出来るようになりたいと思います。
最初はみんな、同じ気持ちでこの職業を目指しているはず。
私のお店を選んで来てくれた実習生さん、結局バタバタ忙しく、あまりお構い出来ませんでしたが、向上心のある優しくて厳しいトリマーを目指して頑張ってください

私も頑張ります

一昨日行って来たお勉強、カットのみでなく、教育方針とか、そういう面も含めて行って来ました。
これから月2回通わせていただきます。
お店はお休みをいただき、ご迷惑おかけしますが、応援していただけると幸いです。。。