今日は皆で、岡山県猪風来美術館へ。
猪風来さんのお話を聴きながら、
縄文土器を作ることで、縄文の人たちの心を知ることができる。
先日の春の野焼きでは、マントルのような炎の中から土器に生命として生み出される壮大なプロセスを体験させて頂きました。
人を殺める武器のない時代、戦争や所有、領土の概念がない時代の、ただただ大地や空や風や生きとし生けるものの中にいて、その中で生活をしている感謝で生きた人々の心を五感を通して触れる。
猪風来さんが、50年間縄文を追い掛け人生を掛けて研究し見つけ、作りあげてきた宝物。
ただの理想や夢物語では無い、リアルな現実、孤独、寂しさ、生々しさ、苦悩、葛藤、受入れること、畏怖。
だからこそ、そこから生まれくる神秘性や美しさが際立つ本質に、私の心はすっかり魅入られているのです。
そのすべてが凝縮されたその場所で、
その土を手の中で感じ、土と共鳴しながら土器を作っていく、そこには良いも悪いもなく、正解はないのだとういう正解、すべてが正解「ただそうなんだ」という、優しい微笑みを2回目である今回、猪風来さんのお話や土から頂いた体験だったと思います。
フランスの美しい女性アーティストのルーさんともお出会いできました。
今、私たちが思い出し取り戻していかなければならない「心」というもの。
流行りや浮ついた気持ちではなく、
この猪風来さんの人生そのものに敬意を払い、調和と自然を護っていくことを胸におきながら、このご縁を自分に活かし、この心臓が止まるまで、私は私の真ん中にある炎を見つめ、探求していきたいと思います。