海外旅行の心配ごとのひとつに現地での移動があると思います。

今回のペナンの旅で噂の配車サービス「Grab」を利用してみました。

 

とても便利でリーズナブルに移動できるサービスで、この旅をとても楽しいものにしてくれたと思います。

 

 

↓今回の旅をざっくりまとめた「概要編」もぜひご覧ください

※この記事は2023年8月現在の情報に基づいて書いています

 

 

 

  ペナンの移動、どうする?

ペナンに行く飛行機やホテルは決まりましたが、現地での移動をどのように行うか、が課題になってきました。

 

ペナンにもバスやタクシーはあって

20年ほど前に行った際もそれらを利用しましたが

タクシーはぼったくりに遭い、バスもわかりにくかった記憶がありました。

 

それでも当初は、空港からホテルまではチケット制のタクシー、島内での移動はバスを利用しようと考えてはいました。

ネット情報でgrabの存在は知ってはいたものの、「本当に安全なの❓」というところの疑念が払拭できなかったんです。

 

一応、出発前にアプリの取得と支払いの連携手続きだけはしておいたので、現地で様子を見て良さそうだったら利用しようという心づもりで出かけました。

 

結果として思い切って旅の最初の、空港〜ホテルまでを利用してみたのですが

使ってみると、「な〜んだ、心配して損した」という感じ。

 

結局とても便利で、ドライバーも皆さん親切で対応が良いので、現地での交通機関の移動はすべてgrabを利用しました。

 

 

  Grabの使い方

Grabの使い方はとても簡単です

ネット上には詳しい説明がたくさんあるので、詳細の説明は避けますが

簡単な流れを説明するとこんな感じです。

 

まず先にGrabのアプリをインストールして

決済方法の登録をしておいてください。

 

アプリのホーム画面を開き

「Car」のアイコンをタップします。

 

「どこへ?」の欄に行き先を入力します。

最近行ったところがおすすめのような形で下に表示されるので

利用していくと、ホテルに帰るなどの時には便利になります。

 

自分の居場所が表示されるので選択します。

場所の写真で描かれてしまっている赤いマークがドライバーに送信される指定場所のようです。

ドライバーはこのマークに向かってくるので

大きな建物で出入口がいくつかあるような場合には、自分がその場所にいるか確認してください。

 

ドライバーへのメッセージも書けるので

「大きな荷物を持っている」とか「個々の前にいる」などを書いてあげると、後々スムーズかもしれません。

 

移動ルートが表示されて、距離→料金が計算されます。

車両のタイプ(乗れる人数など)によって料金が変わります。

僕は家族4人での利用だったので

スーツケースのある時は「6-seater」

大きな荷物の無い時は「JustGrab」を利用しました。

「Grabcar Plus」は認定された優良ドライバーで車両がちょっと良い車になるようですが

利用しませんでしたし、「JustGrab」でも全く不満はありませんでした。

車両のグレードが上がると言っても、大きさは同じクラスで日本車になる

というくらいなのでそんなに変わるのかな~と思っています。

 

車両のタイプを決めると近くにいるドライバーとのマッチングが始まり

手を挙げてくれたドライバーが確定すると、こちらの操作は完了

ドライバーを待つのみです。

 

画面のスクショを忘れてしまったのでお見せできないのが申し訳ないのですが

ドライバーが決まると

・ドライバーの名前

・車の種類(メーカーと名前)と色

・ナンバー

が表示されます。

 

画面上のマップにどこにいるかが表示されますので

近くに来たらナンバーを確認して、手でも振って教えてあげてください。

 

ちなみにペナン空港の出口付近はとても混雑します。

ドライバーを待つ間もドライバーにメッセージを送れるので

何番の車両乗り場にいる、などの情報を送ってあげると良いですね。

ドライバーがこちらを見つけられないときは、同様に向こうから問い合わせのメッセージが届きます。

 

乗車中もGPSで自分の位置が確認できるので

提示されたルート(赤色で表示)から外れていないかを確認できます。

非常時にはアプリのエマージェンシーボタンで助けを呼ぶこともできますので

現地のタクシー(ガラが悪いイメージしかない)を利用するより断然安心です。

 

目的地に着いたら、決済設定したクレジットカードなどで決済されます。

アプリからドライバーにチップをあげたり、評価をしてあげることができるので

良いドライバーであれば、チップを出してあげると良いと思います。

 

このチップや評価でドライバーのクラスが変わってくるみたいです。

このような仕組みで、サービスの品質が担保されているんですね。

 

 

  僕の失敗と対策

今回の旅では、Grabの利用でいやな思いをすることはほとんどなくて

(一度、ドライバーが電話で日本人を馬鹿にするようなことを話していました。

マレー語だったのですが、妻が翻訳アプリでモニタリングしていて判りました。

まあ人それぞれご意見はあるのでしょうがない。)

逆に、こちらがドライバーに迷惑を掛けてしまったことがありました。

 

ガーニープラザという大きなショッピングモールから出発する際

自分たちがいるエントランスとは違うエントランスを指示していることに気付かず

ドライバーから「どこにいるんじゃ~」と問い合わせをされました。

 

ドライバーから電話されても(アプリの機能でドライバーとの音声通話もできる)事態が呑み込めない僕に

「どこにいるのか写真をおくってみ」と言われ、これまたアプリの機能で写真を撮って送るとそこに来てくれました。

親切なドライバーで良かったです。

 

しかも、そのおぼつかなさに不審に思ったのか

「行先のお店は二つあるんだけど、お前の行きたいのはどこの店なん?」と確認してくれて

これまた行先に選択していたのが違うお店だと判明。

「アプリで行先が変えられるから変えちゃって」とアプリの使い方まで教えてもらい

金額が安くなったのに嫌な顔一つせず、乗せていってくれました。

 

その後、お世話になったので現金でチップを渡そうとしたところ

「チップはアプリで払ってね」、とこれまたサービスの使い方を教えてもらってしまったのです。

 

もちろん、チップをはずんで高評価を付けておきましたが

このような場合でも一切現金を出さなくて良いのが安心なシステムですね。

 

もちろん、使い方をよく理解しておくのが大切なのですが

このドライバーのおかげでGrab利用の経験値がかなり上がりました。

 

ピックアップの場所はGPSの位置から、「どこどこ前」と「なになに入口」とかある程度限定されるようなので

自分のいる場所が提示されたマーキングに合っているのかを確認することと

この前にいるよ、という写真を送ってあげるとトラブルが防げて良いと思います。

 

 

 

  Grabを活用して良い旅を

Grabは少なくともペナンでは本当に便利で安心なので、旅のツールとして最高だと思います。

知人によると中国でも今はGrabが一番便利なのだとか。

 

もちろん、夜一人で利用するなどは避けたほうが良いように思いますが

ドライバーに評価が付くシステムやGPSで居場所が確認できたり、現金を出さずに済むようになっていたりと

仕組みとして安全性を高めていることが利用してみて理解できました。

 

次の旅でも、Grabが利用できるところであれば利用すると思いますし

これがあれば移住しても快適に暮らせる気がします。

正直、日本でも導入して欲しいと思うサービスでした。

まあ、日本だとマレーシアに比べて人件費とガソリン代が高いので

マレーシアのように安価では利用できない気もしますが・・・。

 

旅のツールとして、Grabの利用

検討してみてください。