皆様、いかがお過ごしでしょうか?
日本では、8月後半から台風が何度か襲来しているようですね。
季節の変わり目ですし、災害にもお体にも、くれぐれもお気を付けください!
ベトナム・ダナンも、だんだん夕方や夜に、雨が降るようになってきました。
そろそろ雨季ですね!
さて、ハノイ名所の続きです!
本日は、「文廟」
1070年に孔子廟として建立され、
その後1076年に大学・国子監が敷地内におかれた、
ベトナム国内初であり、また最古の大学跡です。

戯画化されたねずみの進士
場所は、ハノイ市内の、西湖の南・ホアンキエム湖の西に位置し、

奥行きの広い構造になっています。

では、文廟門から入ってまいりましょう!

現在は中央の扉から出入りしますが、
もともとは、この中央扉、王侯貴族や高官しか使用を許されていませんでした。
チケットをもぎってもらい、門をくぐると、
気持ち良く整えられた庭園が。

庭園の先には、滝登りの鯉を屋根に頂く大中門。
滝登りの鯉は、困難に打ち勝つ象徴です。

屋根に使われているのは、ベトナムを代表する陶器「バッチャン焼き」
...ハロン湾ツアーの際、ガイドさんが
「バッチャン焼きですが、ジッチャンも作っていますよ!」と仰っておいででした。
他の旅行者さんも、ハノイでそんなようなことを聞いたと言っていたので、
ベトナムのガイドさん業界の鉄板ギャグかもしれません笑
ギャグは置いといて、色合いがとてもきれいです。
大中門の次には、奎文閣という門。
この奎文閣、ハノイを表す、一番有名なシンボルです!
奎とは、奎星という文学をつかさどる星のこと。
ひいては孔子のことを示しているそうです。

孔子星を抜けると、今度は池が!
こちらは「天光池」
池の周りには、碑文を載せた亀がずらーーーーっと並んでいます。




この碑文には、科挙の合格者「進士」の名前と出身地、
また、「国家の繁栄のためには、人材を大切にすべし」との文言が刻まれています。
作られた年代によって、亀の表情、碑文のレリーフ、文字の様子がそれぞれ違います。
ベトナムでは、科挙は1075年から1919年まで行われ、
本元の中国が廃止した後も続いていました。
ですので、科挙が最も存続した国は、実はベトナムなのです!
中国での科挙は、最盛期では3000倍の倍率だったといわれています。
ベトナムの科挙は、工程や設問も中国に似たものであったそうですので、
ここに名前が刻まれているベトナム進士たちは、
間違いなく、相当に忍耐強く、聡明な人たちだったことでしょう...。
そう思いながら亀を見ていると、なかなか壮観です!
また、基本、科挙のあった国ではどこも、受験できるのは男性に限られていました。
ですがベトナムでは1人だけ、男装して科挙に合格した女性「阮氏」がいました。
17世紀のお話で、彼女は合格後、めでたく皇太子の教師として登用されました。
阮氏の名前も、いずれかの亀に残っているはずです。
この亀たちは、2010年に世界記憶遺産に登録されています。
天才たちの名前に、「頭が良くなりますように」とお願いしたら、
次はちょっとした広場に出ます。
ここから正面に見えるのが「拝堂」、またその奥には「大聖殿」です。
孔子を祀っています。
拝堂


大聖殿

わざと入り口の敷居が高くなっており、入る際自然と頭が下がって、
祀られている孔子に一礼をする形になります。

周囲の扉や柱には、昇り龍の絵が。
拝堂・大聖殿の裏手にあるのが、ベトナム最古の大学・国子監です。
大変残念ながら、抗仏戦争の際に全損してしまったため、
2000年に再建された建物です。

1Fには、実際に使われていた国士監の品々が、
2Fには、教育の発展に貢献した3人の皇帝が祀られています。

こちらは、国士監の教師 チュウ・ヴァン・アン先生
非常に才能があり、不正を許さぬ清廉な人柄だったチュウ先生は、
いま現在も最高の教師として慕われているそうです。
ハノイには、チュウ先生の名前を取った学校や通りがあります。
この日は、建国記念日の前夜祭なのか、準備なのか、
各所でイベントや設営がされている様子でした。
もちろん、こちらの文廟でも。


なにがはじまるんだろう...
文廟は、味のあるお土産物も揃っています。
治安の良いベトナムですが、
ハノイの人によると、文廟は混み合っているので、
ちょっと悪心が出てきてしまう人も混ざっているようです。
お財布には気をつけて、楽しみましょう!




