おととい・昨日は、ベトナムのMid-Autumn Festival、中秋でした!
ベトナム語では、「Tết Trung thu(テットチュントゥ=節中秋)」

日本と同じく、もとは秋の豊穣を祝う中国の中秋節に由来します。
中国や日本と違うのは、この日がベトナムにおける「子どもの日」であること!
子どもたちのうち、年長の男の子たちが日本でいう獅子舞をしながら町内を練り歩き、
年少組は、その獅子舞に付いて家々を回り、お菓子やお年玉的お小遣いをもらいます。
ハロウィンみたいですね!
回られた家には、幸運がもたらされます。

この獅子舞、日本では唐獅子、ライオン(※諸説あり)がモデルの空想上の動物です。
ベトナムのこちらは、同様に想像上の動物ではありますが、麒麟です。
その名も「múa lân(ムアラン=麒麟舞)」といいます。
一緒に踊る笑顔の彼は、「オン・ディア」
ベトナムの店先では良くお目にかかる地の神・福の神です。

オン・ディア
布袋様もよく見かけますし、姿も似ていますが、
両者は別々の神様だそうです。

こっちが布袋様
実はなんと、日本でも鳥取県の獅子舞だけは、麒麟なんだとか!
「オン・ディア」と同様に、先導する役割をもつ、「猩猩(しょうじょう)」という役も1名付きます。

関連を調べるのも面白そうですね!!
子どもの日と見做されるようになったのは、実は最近のことで、
ベトナムの国民的おじさま、ホー・チ・ミンさんが、
この日に、全国の子どもたちへ宛てて、手紙を送っていたからだそうです。
ベトナムでは、特に学生のボランティア活動が盛んですが、
この日は特に、経済的に困難な状況にある子どもたちへの援助が多く行われます。
もちろん、中秋はお月見的な意味合いもあります。
ただ、雨季初めで、あまりお天気が良くない季節なので、
観月の習慣はほとんど見られないようです。
ベトナムでは、月に住んでいるのは、美しい女神と彼女のペットの兎たち。
または、クオイというおじさんと、死んだものを生き返らせるガジュマルの木なんですって!

ガジュマルの木
もうひとつ、中秋で忘れてはならないのが、「月餅」です!!
「Bánh Trung Thu(バインチュントゥ)」と言います。
社内や関係各所に、お中元的な感じで贈られるお菓子です。
中国の月餅と違うのは、中に卵の黄身がまるまる入っていること!
そして、1個が大きくて甘いです。
茶色の方がお饅頭の皮、白いほうがおもち(柔らかめに蒸したおだんごのような)の皮です。

きららでも、スタッフ全員に配られ、私も頂くことが出来ました!
ご馳走様でーす!!
*Today's Viet Things*
ベトナムの学生ボランティア
クラスで聞いた限りですが、そのクラスの大学生~社会人の生徒さんは、
全員がボランティア経験者でした。
それも、けっこうがっつりした社会貢献です。
彼らは自分から意欲的に志願し、またその活動に誇りを持っています。
例えば、
・地方の状態の悪い道路の舗装・整備
・病院の入院患者さんへのお正月(テト)のごちそう製作・提供
・孤児院の子どもたちの世話やプレゼント
・地方学生の大学受験の手助け
・市主催の外国との交流イベント運営
などなど...
後日ご紹介するリーソン島では、実際に学生さんたちが整備したという山道を通りました。

山道の写真は撮れなかったのですが、ご参考まで。リーソン島の整備された道。
舗装されていない道は、安全にも問題があるし、物資の運搬にも大変支障をきたします。
バイクでは、ガタガタするたび転びそうで怖いし、
壊れ物や大荷物はかなりゆっくり走らなくては、破損させたり、荷物ごと倒れたりするのが、想像に難くない。
実際に体験して、道路整備とは、環境・産業・人心に多大に影響するものだと実感しました。
インフラって、ほんとに重要です。
もちろん、他の様々な活動も、社会に好影響を与える素晴らしいものです。
このような若者がたくさんいる国ベトナム。
今後、もっともっと良い国になっていくのでしょうね!!