
今までとはちょっと趣を変えてこんな本を読んでみようかと。
見開き2ページでの構成。左に文での説明,右に図解,初心者向け。まずはこれでいい。
経済学では,人々が完全な自制心を持っていることを前提としている。
経済的に非合理でも目標をもつことで弱い自制心をカバーする。
ある事象をその特徴でとらえる認知のしかたを代表性という。
表裏が出る確率は 1/2。でも裏が連続4回出てると次は表と思ってしまう。確率は 1/2 なのに表と思ってしまう。
確率は 1/2 という代表性から,めったにでないことを否定してしまう。1回の施行の確率は 1/2 なのに。
アンカリングとは,示唆された情報に強く影響されてしまうこと。
川の長さを答えるのに,事前に 100km より長いか,4000km より長いかを質問すると,川の長さの回答がその質問に寄るらしい。
平均回答は 1475km と 4813km。
フレーミング効果とは,同じことを違う表現ですると印象が違うこと。
成功する確率は 90% と言われるのと,失敗する確率は 10% と言われるのでは印象が違う。
知らない言葉ばかり出てきて,それでも興味をそそられる内容だから面白い。
利他性という言葉がでてくる。
他人の利益になることをする。本来は利己的であるはずなのに。
でも巡り巡って自分にリターンがあることを期待するから他人に親切にする。
昔から思ってた,ボランティアでも「それが正しいと思って」するわけではなく,「そうする自分が美しいと思って」いるからするんだ。
利他性は,匿名にすると下がって利己的が多くなる。
いろんな人間の特性を数々の実験や調査で明らかにいていく。
昔はあまり理解出来なかった期待値,平均値,分散と標準偏差かよく分かる。
前半はいろんな検証や実験で面白かったけど,後半は抽象的な内容でいまいち。
でも読む価値はあります。