1日中電話やメールを送ってくるのは無職だから。

これだけ証拠を提供してくれれば、もう用はないので連絡は無視することにしました。

その日、子供は出掛け私の兄弟が家を訪ねて来た直後玄関のチャイムが鳴りました。

モニターには女が映っていました。

へぇ、こんな顔してるんだ。

速攻で110番に電話し「今女が家に来てます。」と伝えると警察に私が登録されているのですぐに急行しますと。

家の裏を見てみると女の車が停まっていたので電話を兄弟に代わり、私は車の写真を撮ることに。

何度もチャイムが鳴って、女が車に戻ってきました。

裏の窓から「あーちょっとちょっと、今警察来るから待って」と写真を撮りながら声をかけると車に乗って行ってしまいました。

そのうちサイレンの音が近づいて来て、警察が家に来ました。

警察に経緯を説明し、女も確保されたと連絡が入り会うなら今近くに居るから間に入りますと言われ警察に囲まれて女の所へ向かいました。

「何がしたいの?どうしたいの?」

「夫さんと結婚したいです。」

「だからすれば良いじゃん、何回も言ってるよね、婚姻届書いて持って来いって。そしたら離婚するって。何で出来ないの?」

「貴方が不倫の証拠にするから。」

「しないって言ってるじゃん、最初から貴方に慰謝料を請求するつもりはないって言ってるよね?何で分かんないの?友達居る?」

「いますよ」

「人に夫さんの事を金目当てにせずに働けとか言うけど貴方こそ働いたら?」

「貴方達のせいで働けなくなったんです!」

「何で私関係ないじゃん。夫に言えよ、早く書いて貰えよ。書いてくれないんでしょ?じゃあそう言うことじゃん。遊ばれてるだけじゃん、自分でも分かってるんでしょ?」

「じゃあ電話します。」

警察に付き添われ女が少し離れた場所で電話をかけ出したので残った警察と私は夫一族の事について色々な話をしていました。

泣き声が聞こえて女の方を見ると座り込んで放心状態になっている女がいました。