2年前の朝ドラ『らんまん』のワンシーンが印象的でした。
神木隆之介が演じた主人公の槙野万太郎が出かけた山中で初めて見る黄色い花を発見。美しさに見とれ、おまんは誰じゃ?と問いかけて採取し持ち帰りました。その花をジョウロウホトトギスと万太郎が名づけました。
当時ネットでも話題となり、ドラマ終盤の頃にはジョウロウホトトギスが開花したと報道もされました。
実際はモデルとなった牧野博士が高知県越智町の横倉山で発見して、和名をジョウロウホトトギスを命名。
ちなみにジョウロウとは貴婦人のこと。
現在では絶滅危惧種に指定され、高知県など一部の地域で10月上旬から中旬にかけて開花が見られます。
我が家では、一度この花を見たいとカミさんと話してました。
昨年秋は断念しましたが今年はトライ。
昨日と今日は佐川町~越智町~仁淀川町界隈を歩き回り、貴婦人に面会してきましたよ。
高知新聞の情報でやってきた牧野公園。
牧野博士が生まれ育った佐川町にあります。
公園内にはドラマを思い出させるようなこんな仕掛けも。
公園内で出会った老夫婦は地元の方でこの公園の維持ボランティアをされてるということで、貴婦人の居場所をご案内いただきました。
黄色い釣り鐘型のジョウロウホトトギス。
その名をつけたくなった気持ちがわかります。
美しい姿を目の前に、万太郎を真似て、お前は誰じゃ?貴婦人か?と(笑)
この公園は博士が桜の樹を地元には送ったのかきっかけで整備されたとか。今は先ほどのボランでの方々が丹念に育てている植物たちが四季折々の風情を醸しています。
今回見てきた草花たち。
園内の植物たちはボランティアの方々が名札を丹念に用意してありました。メモってくれば良かった。博士発見の希少種も多く、ネット検索では検索では分からないものも。
園内には博士のお墓もあり、その周囲にはバイカオウレンが群生していました。開花時期は冬。次回はバイカオウレンかターゲットかな?
博士が貴婦人と出会った横倉山。
昨日は横倉山にも入りましたが貴婦人との出会いはなく。標高800mの山頂からの風景。
博士の生家跡地にはふるさと館という資料館が整備されてます。
幼少期に独学で学んだ専門書や文具などの展示品の中に、図鑑を作る為に学んだ石版印刷の石版もありました。
こちらは博士が創刊した牧野日本植物図鑑。
バイカオウレンやヤマトグサなどドラマで紹介されてた植物にポストイットがはられてました。
博士の生家は岸屋という造り酒屋。
当時佐川には造り酒屋がいくつかあったようですが現存するのは司牡丹ひとつのみ。
岸屋の代わりに司牡丹を一本。
かつおのたたきと一緒に戴きました。
この他、博士にちなんだ場所もいくつも巡りましたが省略。また花まつりや沈下橋など近隣地域の訪問先の話も省略。
なお、佐川は駅前近くには宿がほとんどありません。
じっくり巡るには車内泊が都合がよく、街中から数キロのところに最近で来た『まきのさんの道の駅佐川』か好都合。
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