現行車はもう終末期。
昨日の記事への皆さんからのコメントを読んで心配になり、夕方カミさんと車の下回りをじっくり見てきました。
エンジンをかけても異臭も穴が開いたような異音はありません。
三気筒の音がしてますが。
排ガスのにおいも確認しました。
エンジンスタート直後は臭いですが数分で気になるような臭いは無くなりました。
何だったのでしょう?
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さて、見送る車には敬意を払いつつも、迎える車に時間をかけたいと思います。
前々回の電源の記事にも多くの情報をおよせ頂きありがとうございます。
調査不足を実感して調べてみてわかったことをまとめておきます。
■JAFへの救援要請
毎年JAFは統計をまとめて報告しています。
JAFへの救援要請で一番多いのはバッテリの過放電です。
出典はここ。2019年の情報。
バッテリの過放電は約34%で断トツです。
ライト付けっぱなしのようなうっかりミスもあれば、メンテ不良で古いバッテリーが逝ったケースもあるでしょう。
当然電気の使い過ぎという理由もあります。
それは電気を食う電気製品を載せていたという理由だけではなく、車自体が昔に比べて電気を消費するようになってきてるからです。
■車の消費電力一覧
車が消費する電気ってどの程度?
ということで、JAFの2016年の情報やADVANCE社、デンソーなどのHPより情報を集めて消費電力を一覧にしてみました。
(クリックすると大きくなりますが、数値の羅列です)
3者の間には、データがなかったり、数値にも多少ばらつきがあります。
ですが概ね傾向は出ています。
消費電力が大きいのはエンジン16A、ヘッドライト11.5A、エアコン18Aなどです。
その他細々とありますが、すべてが載ってるわけではありません。
(メーターとかマイコンなどの情報はありません)
色付けは、4種類に分類して色付けしています。それらを集計します。
走行中に常時電力消費仕手いるもの ・・・ 小計 60A
夜間走行時に電力消費するもの ・・・ 小計 25A
雨天走行と時に電力消費するもの ・・・ 小計 14A
走行時に時々使用するもの ・・・ 小計 30A
時々使用と言っても一般道ではブレーキを踏んでる時間は2~3割あって常時7~10A消費しているようなものです。
雨降る夜間に運転しますと 60A+25A+14A+30A×0.3=117A の電力を消費していることになります。
ところがJAFによれば車の発電機の容量は
とのこと。
発電量を上回った電力消費を続ければメインバッテリにストックされていた電気エネルギーは空っぽになって(過放電)しまいます。
一般家庭で『炊飯器でご飯を炊き、コーヒーメーカーを使いトースターでパンを焼きながら、レンジで暖め物をしたら…ブレーカが落ちる』のと同じです。(ね、HANAさん)
反対に、一般家庭で節電するのと同じく、車でも節電して走ったら充電する余力が生まれます。
例えば晴れた日の昼間、空調もカーステレオなども付けず走る節電走行を想定すると、上記一覧の合算は40A+α程度になります。
JAFデータの発電容量(表)と節電走行の電力量の差10~30A程度が余力となり、サブバッテリへ回せるということになります。
ほらね。やっぱり走行充電できる電力は30A程度なんですよ。
ただし、これは一般論です。
個々ケースでは製品性能や部品公差、使用環境などで10Aでもダメなケースもあれば80A行けちゃうケースもあるでしょう。
冒険する時は、クランプメータなどを使って正しく検証してしないとJAFのお世話になります(笑)
■NV350での秘策
みなさん(特にヒデさん)のご指摘を受けて、必死にデータを探し当てて上記考察をしました。
これをまとめながら気が付いたことがあります。
自分が注文した車は消費電力が少ないんですよ!
①デーゼル
ガソリン車はスパークプラグで火花を飛ばしてガソリンを発火させますが、ディーゼルは高圧縮による自然発火で軽油を発火させてます。
その為スパークプラグが不要。
なのでデーゼルエンジンはガソリン車より16A程度も消費電力が少なく、その分サブバッテリへ回せるということになります。
②LEDヘッドランプ LEDリヤランプ
オプションで選択しました。
ハロゲンに比べLEDの消費電力は約1/3になります。
合わせて15Aの1/3の5Aとなり、オプションを選択しなかった人より10A程度も消費電力が少なく、その分サブバッテリへ回せるということになります。
なんや、せいぜい30Aしか充電に回せないと思ってましたが50~60A行けそうな気がしてきました。
(クランプメータを使って計測してないと不安ですが)
この気付きは皆さんのお陰です。
ありがとうございました。
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