NV350 ②車載電源システムと電化製品の電力収支 | レムの里山紀行

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時の流れを忘れて土を耕したり野を歩いたり山を観たり

これまでも車内泊はそれなりにやってきまして装備もそれなりに有りますので、車が新しくなっても流用出来る装備は流用します。

 

ただし安全面で不安があったコンロは見直ししたい。

 

火気の不安だけでなく、車内が暑くなる時期はボンベを保冷剤と抱き合わせるなどの工夫も必要でした。(カセットガスの保管は40℃以下)

 

 

 

昨日の記事のように車載の電子レンジを使うなら1000Wの電源システムが必要なことがわかりました。

 

けど鉛バッテリは蛇口が小さいくて一気に電気が取りだせないと聞きます。

 

するとリチウム?

 

ここ数年の間にリチウムイオンバッテリーの大容量化が急激に進んで、サブバッテリーやポータブル電源の選択肢が広がってきました

 

 

■ポータブル電源とサブバッテリー

自分が2017年に買ったポタ電はSUAOKIのPS5Bでした。

容量400Whですが便利に使ってきました。

それが最近数倍の容量のポタ電が様々リリースされてきました。

 

またサブバをリチウムへの載せ替えをされたブロ友がいたり、ビルダーがリチウムの取り扱いを始めたり、そういったお話を良く聞く機会が増えてきました。

 

 

キャンカーの納期1-2年の間に電力事情が変わってしまいそうな勢いを感じます。

 

さて、ウチはどうしましょ。

 

 

■当たり前の電力収支

 

使いたいだけ使える家庭とはちがって移動体の車は制限があります。

 

基本的な電力収支は

 使いたい電力量 < 一日の充電量 = 発電機の余力×走行時間 +α

です。

 

使いたい電力量が増えて、充電量を増やさねば〜と皆さん一生懸命のようです。

 

けど、中々思い通りに増えなくて苦労されてます。

 

 

■発電機の余力

 

箱バンの発電機の余力は正確な数値がわかりません。

 

ハイエースの発電機は標準で120A、NV350は140Aっぽい。

 

 

ここから2割を充電に引っ張れたとしも4割は無理でしょう。

 

量産品のマージンなんてそんなものです。(10年10万キロと言われる乗用車、13万キロを出た頃から故障が増え、13年で乗り換えます。マージン3割を感じさせます。)

 

充電に廻せるのは概ね30A、頑張って40Aあたり。

 

実際にバツ直用の市販ケーブルを探しますと、大手エーモントでは、ケーブル40A+ヒューズ(40A)で、リレー(30A)は構成です。

 

 

ショップ等を探した回りましたが60A対応は一般向けにのKVIケーブルばかりで車載用ケーブルは入手しにくいこともわかりました。

 

 

従いまして 電力30A× 走行時間4時間 ×変換効率0.6~0.8 =84Ah(約1000Wh)あたりが一日で走行充電できる最大の電力量。

 

巨大なリチウムサブバをとても充電できそうにありません。

 

 

■ソーラーや外部電源


走行充電で足りなければ ソーラーや外部電源で+αを賄わなければなりません。

 

ソーラーを増設される方が多いのもうなづけます。

 

 

ですがですか、、、


毎日毎日雪が降る北海道を旅してみるとソーラーなんてあてにはできないことがわかります。

 

ソーラーパネルは無いよりマシですが、慌てて取り付ける程の効果は期待できないでしょう。

 

 また外部電源がある停泊所も冬の北海道では見つけられませんでした。もちろん自分がよく行く山の中にも有りません。

 

よって上記計算の充電量1000Whに収まるように、一日の使用電力量を割振るのがあるべき電力収支になります。

 

この電力量にマージンを持たせて電源システムを考えましょうか。

 

 

 

 

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