プチ厳冬体験の北海道の旅のお話も最終回です。
あとは一路・自宅を目指して1000kmオーバーの大移動ですが、、ちょっとトラブりました。
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【厳冬の北海道で車中泊とアウトドア】の動機や準備、プチ体験の目次はここ
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激寒体験のラストチャンスは空振りに終わりました。
本日は道内最終日。
陸別から苫小牧に移動して夕方便のフェリーに乗ります。
陸別から苫小牧までナビに寄りますと4時間、受け付け開始時間まで8時間ありますので余裕のはずです。
寒波が来てますので慎重に行きましょう。
さすが雪が少ない道東、なんとライダーを発見しました。
足寄からは高速です。
時折降る雪、舞い上げられる雪に気を付けながら走っていきます。
十勝清水を過ぎたころにワイパーの音に一瞬ビシッという音が混じった気がしました。
(聞こえが怪しいレムです)
しばらくしてふと見ますと、雪が凍り付いたのか白い筋が見えます。
ワイパーではなかなか落ちません。
十勝清水を過ぎますと、このようにトンネル(赤いライン)が続きます。
トンネルはこの後も10個以上続きます。
暗くなったり明るくなったりする中、先ほどの筋を見ますと、、
ありゃ、太くなって伸びたように見えます。
ヒビかな?
車載デジタル温度計を見てますと車内温度は23℃で変わりません。
車外気温はトンネルの外では-10℃前後ですが、トンネルに入ると+10℃に跳ね上がります。
気温差20℃で温めたり冷やしたりしています。
専門用語でいうところのヒートサイクル(試験)。
通常ヒートサイクルは数時間かけて温度を変化させますが、高速道路では短時間で温度が変化します。
専門用語でいうところのヒートショック(試験)。
こんなことしたら内部応力が生じて疲労破壊が進みます。
つまり、ヒビがどんどん成長するということです。
まさか老体のセレナをヒートサイクルとヒートショックの耐久試験にかけるとは。。
恐るべし北海道の高速道路。
SAで確認しますと、完全なヒビです。
さらに飛び石の跡が確認されました。
また修理費が~。(21/2/12現在修理してません)
やはり、運を使い果たしたようです。
こんなトラブルに見舞われながらも順調に苫小牧に進んでいます。
2時間弱、時間が余りそう。。
時間調整で、ラムサール湿地のウトナイ湖に寄ってみましょう。
目指したのはここ、
ウトナイ湖のネイチャーセンター。
(以前、夏に寄ったことがあります)
ですが、、、
年末ですし、想定内です。
観察小屋はあいているはずなので湖畔を1kmほど歩きます。
足跡があるので大丈夫でしょう。
観察小屋から、、、
300m先に白鳥が居ますが、、、遠すぎます。
もうちょっと夕方になれば飛び立ちなど動きがあるでしょうが、、そこまでまてません。
残った時間はセイコーマートで食料の買い出しです。
外食禁止の旅ですから、フェリーの食堂は使いませんので。。
セコマでゲット。
セコマ50周年の記念カレンダーです。
前にも書いたように『セコマに寄るとああ北海道に来たなと感じる』自分にとってちょっとした記念の品になりました。(運が戻った?)
セコマの駐車場で、最終チェックです。
体温を測ります。
36.8℃、ああ良かった。
平熱より高めですがフェリーに乗せてもらえます。
さあ、傷が付いたセレナと一緒にフェリーに乗り込みます。
(セレナよ、フェリーは何度目だ?今回で最後かな?)
往路はクリスマスモードだった船内は復路では、、
お正月モードに様変わり。
年越し寒波がやてくる中、定刻通りにフェリーは運航しました。
おかげで、紅白歌合戦に間に合って帰宅できました。
カミさんよ~、帰省してきた子たちよ~、2週間も家を空けててすまなかったね。
(終わり)
長編となった『厳冬お試しの旅』のブログにお付き合いくださりありがとうございました。
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