《ちょい旅2019年初夏》①秘境・奥裾花 | レムの里山紀行

レムの里山紀行

時の流れを忘れて土を耕したり野を歩いたり山を観たり

先週末に信州を旅してきました。
 
最初に訪れたのは鬼無里の奥裾花湿原。
(きなさと読みます)
 
長野市鬼無里地区。
長野市の中心部から西へ約20km、
犀川の支流、裾花川の源流沿いの鬼無里盆地を中心に広がる中山間地域。
併合前の鬼無里村の人口は約2000人。
 
鬼無里盆地から北西20kmほどに奥裾花自然園があります。
日本秘境100選だそうです。
奥裾花に湿原が発見されたのは1964年と新しく、
自生する水芭蕉は80万本。
『♪夏が来れば思い出す~』の尾瀬ヶ原より水芭蕉の本数は多いらしい。
(尾瀬はシカによる食害で水芭蕉が減少し、近年植栽が試みられているそうです)
 
鬼無里は17年の夏に偶然通りかかり、山間の集落の風景に魅了されました。
また18年秋には旅の駅・鬼無里に立ち寄り、地元の人から5/20頃には奥裾花湿原で水芭蕉が満開になると聞きました。
そこで半年前から5/17(金)を休んで出かけようとかみさんと相談してました。
 
5/16(木)の晩に出発し、旅の駅鬼無里に到着したのは1時。ここで仮眠をとります。
 
明るくなってから林道を走って奥裾花自然園を目指します。

 
途中奥裾花渓谷を抜け、奥裾花ダムを過ぎると奥裾花大橋があります。

 
さらに10kmほど林道を走っていくと整備された駐車場があります。

まだ早朝なので、自分らだけです。
(夜間もトイレが使えそうなので次回はここで仮眠しましょう。)
 
湿原まではここからおよそ3km、標高差は約150mです。
途中までは有料のシャトルバスもあるのですが、始発まで2時間ありますので歩いてしまいましょう。
 
案内図です。1まではシャトルバスがあります。
湿原は2つあり、2が『今池湿原』、3が『こうみ平湿原』です。

湿原の周囲はブナ林に覆われています。
 
散策路のところどころに、クマ除け用の鉄琴があり、たたいて音を出します。

 
 
まず入り口のひょうたん池で水芭蕉が出迎えてくれました。


続いて今池湿原です。

ものすごい数の水芭蕉が。
 
水芭蕉の間を雪解けの清水が流れています。

 
清水が合わさり小川になります。

 
さらに奥に行ってみましょう。
ぬ、ぬ、ぬ、残雪が。

雪解けと水芭蕉の開花は同時です。
なのでところどころ残雪もあります。
 
防水性の高いトレッキングシューズにして正解です。
(ちなみに駐車場の売店にはレンタル長靴があります。この日はまだ開いてませんでしたが)
 
さらに奥にあるこうみ平湿原まできました。

残雪の中で水芭蕉が咲いてます。
 
もっと奥に行ってみましょう。
 
ありゃ、ブナ林のなかで。。

クマの糞です! 大きさからして。
 
奥に古池がありました。

秋の晴れた日には紅葉が池に写り込んでいるでしょう。(次は秋だな)
 
おおよそ5時間で12kmほど散策して駐車場まで戻ってきました。
カミさん的には最長の距離らしいです。
 
尾瀬ヶ原に比べるとマイナーで人も少なく秘境的で最果てまで来たかなと感じました。
水芭蕉も集積していて迫力がありました。
 

 
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