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親問題で生活フォローと並行して大変だったのが
原生林ような庭を持つ実家を片付けることでした。
ある時、どうせ誰も住まないし、毎週往復4時間かけて郷里に通うなら、
庭を開墾し菜園化してしまおうと考えました。
題して『実家菜園化プロジェクト』 (ブログのサブタイトルです)
備忘録のために『ファーム開拓史』シリーズをまとめています。
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野菜の種を探していたとき、こんなのをみつけました。
ライ麦。
いつかはパン?
そうではなくて「緑肥」です。
緑肥(りょくひ)とは、栽培している植物を、収穫せずそのまま田畑にすきこみ、つまり、植物と土を一緒にして耕し、後から栽培する作物の肥料にすること、またはそのための植物のことである。
byウィキペディア
なんと便利な。
でも、緑肥に目を付けた理由そんな単純な理由ではありません。
目的は土壌改良と防風対策。
ファームは半世紀以上宅地(一部は建屋、他は原野化)だった場所です。
土を畑に向く状態に改良していく必要があります。
また、郷里は冬場の北風がひどく、裸の畑では砂埃が舞い上がり表土が削られるような地域です。
冬場に何かとを植えておかないとご近所からクレームがでるやもしれません。
土壌改良については色々調べていました。
用土が団粒構造をしていると植物が育ちやすくなるようです。
団粒構造の土は通気性・水はけが良くそれでいながら保水性も高いという一見すると相反する性質、
団粒構造の土は植物の根が伸びやすく酸素や水分・養分を十分に供給できるため、結果として植物の生育が良好になる、
だそうです。
ではどうやって?
そう、緑肥です。
様々な資材をすき込む方法もありますが、有機栽培を目指したいので人工物を使用せず、緑肥を使います。
緑肥も色々あってライ麦やエンバク、ソルゴーなどイネ科が団粒構造に役立つことがわかってます。
て、たまたま見つけたのが冒頭のライ太郎。タイキ種苗社。
小袋5平米用が約300円、重さの表示はありませんが50g程度でしょあか。
ホームセンターで試しに2袋購入しましたが、全く足りません。
翌週15/10/10に農業専門店で1㌔袋580円のライ麦種を見つけます。
空きスペース全体にバラ蒔き、筋蒔きします。
二週間後に発芽確認します。
一ヶ月後です。
空きスペースにバラ蒔きしたライ麦の緑色が広がります。
二ヶ月後の12月上旬です。
筋蒔きしたエリアです。
このころ真冬に緑色になってるファームにご近所さんから何を植えたのかと問い合わせが相次ぎます。
原生林から真冬に緑色の畑になった様子も気になってたようです。
田舎って、、
年が明けました。
二月下旬からジャガ芋定植予定エリア、
三月下旬までに春夏野菜エリアのライ麦を順次刈り取ります。
やり方はよくわかりませんが(笑)
干したライ麦は敷き藁に使います。
前年は敷き藁を購入しました。とても高くて。(泣)
この年から敷き藁も自給できるようになりました。
バラ蒔きしたエリアは草払機で刈ります。
このあと土にすき込みます。
耕した写真はないのですが、土がとてもフカフカになってます。
団粒構造化は成功でした。
翌年以降、冬場の空きエリアには必ずライ麦を蒔くようにしてます。
それと刈り入れ時期を2月下旬から3月下旬へずらし、成長した麦藁をゲットするようになりました。
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