最近、来月4月から相続登記をやらないと10万円のペナルティがかかるという話をよく聞きます。
ペナルティと追う報道に焦りや不安を感じる人も少なくないようで。
ちょうど先日もブロ友のtomabiさんも、10年放置したという相続登記をこの改正を見据えてDIYで完成させたとお話していました。
自分もちょっと気にしてます。
父からの相続の登記は終えてますが、
母の弟が4年前に亡くなった相続は完了してなく、母の生家が宙に浮いてます。
一応、遺産の放棄が成立しているものの、相続登記が終了するまでは安心できません。
これまで想像登記は任意だったことで国土の四分の一が持ち主が不明らしい。
こんな数値を聞いたら、国民の誰もがある程度の確率で知らされてない悩ましき不動産の相続があるやもしれない。
この法律改正を初めて聞いた時は、そうした相続に気づいてない人・相続登記が面倒な人を見つけ出し、ビシバシ10万のペナルティを発動したら税収が潤う、、なんていう作戦じゃないかと勘ぐったりもしました(笑)
でも、どうもそうはならないようですよ。
施行が近づて、運用が決まってきてるようです。
詳しくは法務省のここを、抜粋としてはここなどを参照してください。
要約すると
①登記官が発見した相続登記未完了を登記するように催促
⇒催促で相続人が指定の期限までに諸手続き(登記や正当な理由申告)すればOK
②期限内に登記されない時は裁判所に連絡し裁判してペナルティが決まる。
⇒裁判で決まったペナルティを払わないと財産差し押さえ。
そして、ここが大事なんでけど、
『登記官が発見するケース』は『遺言書や遺産分割書に記載された他の相続物件の未登記』だけ。
ここで冷静に考えれば、ペナルティに該当するケースはあまり多くはなさそう。。
やはり持ち主をシラミつぶしに調べるわけではないみたい。
そう考えると、ペナルティという言葉に不安になって慌てて相続登記に走る人が増えることを狙ってる?
なんだかオオカミ少年的な法律改正に思えてきました。
国の宣伝とか、マスコミの言葉って正しさが足りなくて困ったものです。
物事の本質をしっかり見極めたいですね。
いつもありがとうございます。
お帰り前の一発クリックお願いします。