今日、ある幹部メンバーに送った格言ですが、
心に刻まれ沁みています…。
僕の人生の生き方というかベースです。
前にも書きましたが、僕が一番尊敬している、
東照宮公(徳川家康)の御遺訓です。
『人の一生は重き荷を負て遠き道をゆくが如し。
いそぐべからず。不自由を常とおもへば不足なし。
こころに望みおこらば困窮したる時を思ひ出すべし。
堪忍は無事長久の基。いかりは敵とおもへ。
勝事ばかり知てまくるをしらざれば害其身にいたる。
おのれを責めて人をせむるな。
及ばざるは過ぎたるよりまされり。』
僕が人生で一番辛く悲しく苦しかった時期、
何かを変えたい?逃げたい?一心で、一人旅に出かけ、
生まれて初めて日光東照宮に行きました。
そこで初めてこの言葉を見て、
全身に稲妻が走るような衝撃を受けました。
この御遺訓が書いてあるしおりをもらい、
自分を励まし奮い立たせるため、
そして何よりも自分を見失なわぬよう、
毎日毎日眺めていました。
今でもこの活字を見ていると、
何だか当時を思い出し、自然と涙が出てきます。
特に『人の一生は重き荷を負て遠き道をゆくが如し。』は、
凄く心に響き渡りました。
解釈が違うかも知れないけど、どんなに辛く悲しいことがあっても、
立ち止まらずに決して諦めず、前を向き歩み続けようと思いました。
また、『堪忍は無事長久の基。いかりは敵とおもへ。』と、
『おのれを責めて人をせむるな。』も僕の考え方を大きく変えました。
この御遺訓は、
どんな人にも人生の大きな指針というか、光明になると思います。
メンバーの皆さん、困難や逆境、壁にぶつかった時、
あるいは辛く苦しい時や悲しい時、この格言を思い出してください。
以上、よろしくお願いいたします。