あの日から5年… | DSP株式会社

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終わりのない挑戦と冒険へ

あの大震災から五年が経ちます。

先ずは、お亡くなりになった方のご冥福をお祈りして、
ご遺族や今でも避難生活を送っている方に心よりお見舞い申し上げます。

今もでも色々な意味で深い傷跡を残しています。

僕はこの日が来るたびに2011年の出来事を思い出します。

あの大震災から世の中が大きく変わったと思います。
社会も個人も、当たり前のことが当たり前では無くなり、
当たり前では無いことが当たり前になったと思います。
また、良い意味でも悪い意味でも、
人それぞれの本性が現れたと思います。

僕自身、2011年は人生の価値観が大きく変わる出来事を経験しました。
大震災もそうですが、
今まで見えなかった人の本性をまざまざと見ました。
大震災による先が見えない状況、幹部社員のクーデーター、
身近な人の裏切り、人の弱みを利用しようとする他人、
そして自分自身の死の宣告。

全てが同じ時期に重なり、まるで暗闇で突然、一気に複数も刺され、
谷底に突き落とされたような感覚です。

自分の人生を全否定され、極度の人間不信に陥り、
暗闇の中にいるみたいで、地獄のような日々でした。

当時を知る人は「よく死ななかったね」と言われます。
それくらい人生で一番のどん底を味わいました。

でも今となっては本当に良い経験でした。
自分の至らない点がわかり、他人の弱さやどす黒い部分を見て、
自分は絶対に同じことをしない、
僕を信じてついてきてくれたメンバーのために必ず会社を強く大きくすると誓いました。

今では当時と比べ、会社規模が5倍以上になり、
数年後には必ず大きいステージに上がります。

諦めずに試練を乗り越えたからこそ、
今の自分、今の会社があります。

どんなに辛い状況に陥ったとしても、
人として正しい道を歩み、
諦めずに未来を信じれば、
必ず道はひらけることを学びました。

以上、よろしくお願いいたします。