對意二字熟語百顆印の六十五顆目は「收支」です。
## 收支の意味
金錢の收入と支出。
收入と支出をあわせたもの。
收入から支出を差し引いた殘りのことを意味します。
家計簿をつける時、會社の經理をする時、必ず向き合うのが「收支」です。入ってくるお金と出ていくお金。そのバランスが、生活や經營の安定を左右します。
## 制作について
今回も朱白文で彫りました。
・字體:小篆風
・朱白文:收は朱文、支は白文
・サイズ:10mm角
・擊邊:ちょっと入れました
・印刀:刀匠印刀三號
・印材:靑田石
・印影:
## 朱文を細く彫る挑戰
だいぶ朱文が細くなって來たとは思うのですが、もう少し細くしたいです。
ここ數作品、朱文の線の太さについて試行錯誤を續けています。
以前は「太すぎる」と感じていた朱文も、回を重ねるごとに細くなってきました。でも、まだ理想には届いていません。もっと細く、もっと繊細に。
ただ、文字が消えそうでびびってしまいます。
ここが難しいところです。
朱文は、殘した部分が赤く印影に現れます。つまり、細く彫りすぎると、文字そのものが消えてしまう危險があるのです。
石を削りすぎて、殘すべき線まで削ってしまったら、もう取り返しがつきません。
消えても良いかぁ〜ぐらいの勢いで彫るとちょうど良いのかな。
失敗を恐れていては、限界を超えられない。多少失敗してもいいという覺悟で挑戰すれば、かえってちょうど良いバランスになるのかもしれません。
技術的な挑戰を續けています。理想の細さを求めるあまり、文字が消えてしまうかもしれない。その瀬戶際で彫る緊張感。でも、その緊張感こそが樂しい。
瀬戶際に立つこと。ギリギリを攻めること。
それは、收支のバランスを取ることにも似ているかもしれません。支出を切り詰めすぎれば生活が苦しくなる。でも、使いすぎれば破綻する。そのギリギリのバランスを探る。
でも、朱文を彫るのは樂しいんですよね。
白文とは違う難しさと面白さがあります。殘す部分を愼重に見極めながら、少しずつ彫り進めていく。その繊細な作業が、朱文の魅力です。
白文は大膽に彫り進めることができます。彫った部分が白く出るので、多少彫りすぎても問題ありません。
でも、朱文は違います。殘す部分を正確に見極め、慎重に周りを削っていく。一つ間違えれば、文字が消えてしまう。
その緊張感が、樂しい。
## お金とは何か
收支という言葉から、お金について考えてみました。
お金って考え方はそもそもなかったんですよね。なくても生きていくことができたんです。
人類の長い歷史の中で、お金という概念が生まれたのは、比較的最近のことです。
それ以前、人々は物々交換で生活していました。あるいは、共同體の中で助け合いながら生きていました。
お金がなくても、生きていくことはできたのです。
いまは、お金がないとできないようにされていますが、ちょっとずつその考えを變えていくことが大事なのかなと思ってます。
現代社會では、お金がないと生活できないように構造化されています。
家を借りるにも、食べ物を買うにも、移動するにも、お金が必要です。
でも、本當にそうでしょうか。お金がなければ生きていけないというのは、思い込みではないでしょうか。
自分で野菜を育てれば、食べ物を買う必要はありません。
自分で家を建てれば、家賃を拂う必要はありません。
步けば、交通費は不要です。
極端な例かもしれませんが、お金を使わない生活も、不可能ではないのです。
## お金はツール
お金はツール。管理するために作られた。お金が全てといえばそうではない。
お金は便利な道具です。
物々交換では不便だった取引を、お金が仲介することでスムーズにしました。價値を保存し、將來に繰り延べることもできるようになりました。
でも、お金はあくまで道具です。目的ではありません。
お金があれば、誰が何を持っているか、誰が何をしたかを記錄できます。經濟活動を可視化し、管理することができます。
税金を徴收するためにも、お金は便利な仕組みです。
お金は、權力者が社會を管理するための道具でもあるようです。
いまはお金が必要でも、徐々にお金を使わなくても良い生活に、切り替えていくべきではないかと思ってます。
急にお金を使わない生活に切り替えるのは、現實的ではありません。
でも、徐々に、少しずつ、お金への依存度を下げていくことはできるかもしれません。
自分で作れるものは自分で作る。
物々交換や助け合いのネットワークを作る。
お金を介さない豐かさを見つける。
そんな生き方への轉換を、少しずつ始めていく。
お金は便利な道具ですが、それが全てではありません。收入と支出を管理することも大切ですが、お金に縛られない生き方を模索することも、同じくらい大切なのかもしれません。
## 收支のバランスと人生のバランス
收支のバランスを取ることは大切です。
收入よりも支出が多ければ、いずれ破綻します。逆に、支出を極端に切り詰めて收入ばかり增やしても、豐かな人生とは言えません。
大切なのは、バランスです。
そして、それは人生全體にも言えることかもしれません。
仕事と休息のバランス。
一人の時閒と人と過ごす時閒のバランス。
挑戰と安定のバランス。
どちらか一方に偏りすぎれば、バランスを失います。
朱文を彫る時の感覺に似ているかもしれません。
細く彫りたい。でも、彫りすぎれば文字が消える。
その瀬戶際で、ちょうど良いバランスを探る。
人生も、收支も、篆刻も、すべてはバランスなのかもしれません。
## 進捗狀況
對意二字熟語百顆印プロジェクト
現在 65/100 進行中
65顆完成。殘り35顆です。
3分の2を超えて、著實に進んでいます。
このプロジェクト自體も、ある意味で收支のバランスです。
時閒という資源を投入し、作品と學びという成果を得る。
投入する時閒と得られる成果のバランス。それが取れているからこそ、續けることができるのだと思います。
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今回の作品、いかがでしたでしょうか。
次回もお樂しみに。

