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音型(おんけい)が彫る

私の名は、
雨垂れ石を穿つ音型

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對意二字熟語百顆印、49顆目は「屈伸」です。

屈伸とは

曲げたり伸ばしたりすること。

かがんだり伸びたりすること。

伸び縮み。

「屈伸運動」という言葉でよく使われます。膝を曲げたり伸ばしたり、腕を曲げたり伸ばしたり。

身體を動かす基本的な動作です。

屈伸の基本

屈が曲げるで、伸が伸ばす事ですよね。

日常的な動作

關節を曲げる、關節を伸ばす。

體を屈める、體を伸ばす。

日常的な動作です。

朝起きて、背伸びをする。それは伸。

座る時に膝を曲げる。それは屈。

私たちは一日に何百囘も、屈伸を繰り返しています。

でも、なぜ曲がるのか

でも、なぜ物は曲がったり伸びたりするのでしょうか。

當たり前すぎて、考えたことがないかもしれません。

でも、よく考えると不思議です。

固い骨も、筋肉も、なぜ曲がるのか。

なぜ伸びるのか。

物質はスッカスカ

全ての物質は、分子構造上スッカスカやから、伸びたり縮んだりするんでしょうね。

違うんかな。

原子の構造

實は、物質の大部分は空閒です。

原子核と電子の閒には、廣大な空閒がある。

原子核を東京ドームの中央に置いたとすると、一番內側の電子は外野席あたりを囘っています。

その閒は、何もない空閒。

固體も實はスカスカ

固體に見えるものも、ミクロで見れば隙間だらけ。

だから、壓縮できるし、引き延ばせる。

曲げることも、伸ばすことも可能。

すべては、スカスカだから。

鐵も、石も、骨も。

一見固く見えるものも、原子レベルで見れば、ほとんどが空閒なのです。

空閒があるから動ける

その空閒があるから、物質は形を變えられます。

空閒がなく、ぎっしり詰まっていたら、曲げることも伸ばすこともできません。

でも、空閒があるから、分子が動ける。

原子が位置を變えられる。

だから、屈伸が可能なのです。

見えない世界の眞實

目に見える世界は、固くて動かないように見えます。

でも、ミクロの世界では、すべてが動き、すべてが空閒。

見えるものと見えないもの

見えるものが眞實ではなく、見えないものが眞實。

私たちの目には、机は固體に見えます。

でも、電子顯微鏡で見れば、隙間だらけ。

私たちの手には、壁は動かないものに見えます。

でも、分子レベルでは、常に振動しています。

見えるものは、見えないものの集合體。

見えないものこそが、本質。

屈伸も見えない世界の産物

屈伸という動作も、その見えない世界の性質が可能にしている。

不思議なものです。

關節が曲がるのも、筋肉が伸びるのも、すべて分子レベルの動きの結果。

目に見える動きの背後には、目に見えない無數の動きがある。

それを想像すると、屈伸という單純な動作も、とても神秘的に感じられます。

制作について - 「屈」という字の不思議

今囘も朱白文で彫りました。

  • 構成: 朱白文(屈は白文、伸は朱文)
  • 字體: 小篆風
  • サイズ: 10mm角
  • 石材: 靑田石
  • 印刀: 刀匠印刀三號
  • 擊邊: ちょっと入れました
  • 印影

     

     

尾が出ると書いて屈

屈という字ですが、尾が出ると書いて屈なんですよね。

「屈」という字を分解すると:

尸(しかばね) + 出

尸は、身體を表します。

出は、出る、つまり尾が出ること。

合わせて「尾が出る」。

でも、なぜ「尾が出る」が「曲げる」という意味になるのか。

それが不思議でした。

尾が出ると體が曲がる

尾が出ると何で曲げる意味になるのか想像してみたんだけど、尾でバランスをとってるのは、尾がある子たちをみてると何と無く想像がつく。

尾でバランスを取る動物

尾でバランスを取る動物たち。

犬、猫、トカゲ、恐竜。

カンガルーも、尾でバランスを取っています。

チーターは、走る時に尾を舵のように使います。

尾は、單なる飾りではなく、重要なバランス器官なのです。

尾を伸ばすと體が曲がる

尾を伸ばすと、體は前傾する。

バランスを取るために、體を曲げる。

想像してみてください。

四つ足の動物が、尾を後ろに伸ばす。

すると、體の重心が前に移る。

バランスを取るために、前足を曲げ、體を低く構える。

つまり、體が屈するのです。

シーソーの原理

尾が出るとはが眞っ直ぐになる事だと假定すると、必然的に體は曲がるのではないかと思います。

なるほど、そういうことか。

尾と體は、シーソーのような關係。

尾が出れば(伸びれば)、體は屈する(曲がる)。

物理的なバランスが、文字の意味になった。

これは、實に巧みな觀察です。

古代の人々は、動物の動きをよく觀察していました。

そして、その觀察を文字に込めました。

「屈」という字には、尾を伸ばして體を低くする動物の姿が、刻まれているのです。

色んな解釋がある

まぁ、色んな解釋があるとは思う。

諸說ある文字の成り立ち

文字の成り立ちには、諸說あります。

どれが正しいとは、言い切れません。

學者によって、解釋が違います。

時代によって、定說が變わります。

「屈」の字源についても、他の說があるかもしれません。

でも、想像することは樂しい

でも、想像することは樂しい。

なぜこの形なのか。

なぜこの意味なのか。

想像を膨らませることで、文字が生きてくる。

正解を求めるのではなく、想像を樂しむ。

それが、古代文字と向き合う醍醐味です。

古代の人々の思い

古代の人々が、どんな思いでこの文字を作ったのか。

どんな動物を見て、この字を思いついたのか。

どんな動作を表現しようとしたのか。

それを想像しながら、今日も石を彫ります。

三千年前の人と、對話するように。

文字を通して、時空を超える。

それが、篆刻の魅力です。

おわりに - 49顆目、半分に近づいて

「屈伸」という言葉から、物質の本質、文字の成り立ち、そして想像の樂しさについて考えました。

すべての物質はスカスカ。

だから、曲がったり伸びたりできる。

見えるものの背後には、見えない世界がある。

そして、「屈」という字には、尾を伸ばして體を屈する動物の姿が刻まれている。

古代の人々の觀察眼に、驚かされます。

49顆目

對意二字熟語百顆印、49顆目。

ちょうど半分の少し手前です。

長い道のりですが、一顆一顆、積み重ねてきました。

屈したり伸びたりしながら、進んできました。

調子が良い日もあれば、そうでない日もある。

うまく彫れる時もあれば、失敗する時もある。

でも、それも含めて、すべてが學び。

屈伸を繰り返しながら、前に進む。

それが、人生であり、創作です。

殘り51顆。

まだまだ先は長い。

でも、一顆ずつ、確實に。

屈伸しながら、進んでいきます。


物質はスカスカだから、屈伸できる。尾が出れば、體は屈する。見えないものが眞實を作り、想像が文字に命を吹き込む。49顆目、半分を過ぎて、また一步。

【對意二字熟語百顆印 進捗: 49/100】

 

 

生成AIさんに作っていただいた画像はこちら

確かに伸び縮みしてる!

 


補足: 物質の「空閒」について

物質がスカスカだという話を、もう少し詳しく。

原子の大きさ

原子核の大きさを1センチとすると、一番內側の電子軌道は約1キロメートル。

その閒は、ほぼ空閒です。

つまり、原子の體積の99.9999999999999%は、空閒なのです。

なぜ固く感じるのか

それなのに、なぜ物は固く感じるのでしょうか。

それは、電子同士が反發するからです。

電子は負の電荷を持っています。

同じ電荷同士は、反發します。

だから、手で机を押しても、通り拔けない。

電子同士が反發し合って、固く感じるのです。

でも、實際には觸れていない

實は、あなたの手と机は、觸れていません。

電子同士が近づくと、反發力が働いて、それ以上近づけなくなる。

その反發力を、「觸れた」と感じているだけです。

物理的には、あなたは机に觸れたことは一度もないのです。

不思議な世界

見えるものと、見えないもの。

感じるものと、實際のもの。

私たちが當たり前だと思っている世界は、實はとても不思議な世界なのです。

屈伸という動作も、その不思議な世界の産物。

スカスカの原子が、電磁氣力で繋がり、形を保ちながら、動く。

その奇跡の上に、私たちの身體は成り立っているのです。