対意二字熟語百顆印、31顆目は「集配」です。
集配とは
あつめることとくばること。
特に、郵便物や貨物などを、集めたり配ったりすること。
郵便配達の仕事を「集配業務」と呼んだり、「集配センター」という施設があったり。日常の中で何気なく使われている言葉ですが、改めて考えると深い意味を持つ言葉です。
徳を集めて、利を配る
「集配」という言葉から、僕はこんな解釈をしました。
徳を集めて、利を配る。
そういう生き方をするべきだよね。
自分が得た恩恵、学び、経験、そして徳。それらを集めて、周りの人々に利として配っていく。
これこそが、理想的な「集配」の在り方なんじゃないかと思うんです。
集めすぎているのかも
僕は色々と集めすぎなのかな。
物も、情報も、経験も。気づけば色々なものが溜まっていく。
手放す練習をしていると思えばいいのか。
「配る」ことを意識すれば、自然と必要なものだけが手元に残り、不要なものは循環していくのかもしれません。
ゴミ拾いの一年間 - もう一つの「集配」
去年一年、徒歩移動する際、ゴミを拾うようにしてみたんです。
ゴミってすごい落ちてるんですよね。
最初は軽い気持ちで始めたんですが、一年続けてみると色々なことが見えてきました。
一年間で気付いたこと
・タバコの吸殻が多い 圧倒的に多いのがこれ。特に駅周辺や繁華街。
・人通りの多さとゴミの量が比例しそう 人が多く集まる場所ほど、ゴミも多い。当然といえば当然ですが。
・店舗前はかなり多い コンビニやファストフード店の前は特に。
・交差点も多い 信号待ちの間に捨てるのか、交差点の四隅にゴミが集中している。
・マスクゴミも多い 時代を反映していますね。使い捨てマスクが道端に落ちている光景。
・曜日によって多少偏りがある 金曜日の夜から土曜日の朝にかけてが多い印象。週末の人の動きが影響しているのかも。
見られないように拾う
勝手なルールなんだけど、出来るだけゴミを拾っていることを人には見られないよう、早朝に拾ってます。
なぜかというと、善行アピールみたいに見られたくないから。
「いいことしてる自分」を見せたいわけじゃなく、ただ綺麗になればいいなという気持ち。
人とすれ違う時とかは結構気を遣います。タイミングを見計らって、さりげなく拾う。
いろんなゴミが落ちてて面白い
続けていると、面白い発見もあります。
季節によって落ちているゴミの種類が変わったり、同じ場所に同じ種類のゴミが繰り返し落ちていたり。
人の生活パターンや行動が、ゴミを通して見えてくる。
集めることと配ること。 ゴミを集めて、綺麗な環境を配る。 それも一つの「集配」なのかもしれません。
制作について - 青田石の心地よさ
今回も朱白文で彫りました。
- 構成: 朱白文(集は朱文、配は白文)
- 字体: 小篆風
- サイズ: 10mm角
- 石材: 青田石
- 印刀: 刀匠印刀三号
- 撃辺: 入れました
- 印影
やっぱり青田石
やっぱり青田石は彫りやすい気がします。
まぁ、一番多く彫ってるからだとは思いますが、思った線が引けたり、多少ミスっても修正が効いたり、一番「打てば響く」という感じがします。
前回、扱いにくい石で苦戦したからこそ、青田石の良さを再認識できました。
道具や素材との相性って、本当に大切です。
昨日の不完全燃焼から
昨日は不完全燃焼気味でしたが、今日はとても気持ちよく彫れました〜😊
楽しかったです♪
石がスムーズに削れていく感触、思い通りの線が引ける喜び、刀が石に吸い込まれるような感覚。
全てが噛み合った時の快感は、何物にも代えがたいものがあります。
経験を次に活かす
集めた経験を、次の制作に配る。
前回の失敗も、今回の成功も、全てが学びとなって次の一顆へと繋がっていく。
それもまた、篆刻における「集配」なのかもしれません。
おわりに
「集配」という言葉から、色々なことを考えました。
徳を集めて利を配る生き方。 ゴミを集めて綺麗な環境を配る活動。 経験を集めて次の制作に配る姿勢。
集めることと配ること。
この二つのバランスこそが、循環を生み、持続可能な営みを支えているのかもしれません。
一方的に集めるだけでは溜まる一方。 一方的に配るだけでは枯渇してしまう。
集めて、配る。 受け取って、手放す。 学んで、分かち合う。
そんな循環の中に、豊かさがあるんじゃないかと思います。
郵便配達の人は毎日、手紙を集めて配る。その当たり前の営みが、人と人を繋いでいる。小さな一顆を彫りながら、そんな当たり前の営みの大切さを感じました。
【対意二字熟語百顆印 進捗: 31/100】
生成AIさんに作っていただいた画像はこちら
そんなには落ちてないけど、そんな感じですね(´艸`*)
余談: ゴミ拾いを続けるコツ
一年間ゴミ拾いを続けて感じたコツを少し。
- 完璧を目指さない - 全部拾おうとしない。見えた範囲で拾えるものを拾う。
- ルートを決める - 毎日同じ道を通ると、変化が見えて面白い。
- 早朝がおすすめ - 人が少なく、気兼ねなく拾える。
- 手袋必須 - 衛生面も大切に。
- 義務にしない - 「やらなきゃ」ではなく「やりたい」で続ける。
続けていると、不思議と街が綺麗に見えてくるんです。 自分が拾った場所は特に。
それが、小さな喜びになっています😊

