靍(つる)— 雨をまとって飛ぶ鶴の気配を刻む | 音型(おんけい)が彫る

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私の名は、
雨垂れ石を穿つ音型

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言葉のエピソード

「靍(つる)」は鶴に近いめでたい鳥を表す国字。

 

雨冠をかぶった姿が特徴で、

なぜ雨なのかははっきりしませんが、

「濡れても飛ぶ」たくましさの象徴かもしれません。

僕の解釈

鶴が晴れの鳥なら、

靍は雨の日の鶴。

 

晴れていても飛べない鶴もいるだろう——

そういう、

少し現実味を帯びた鶴の姿が好きです。

制作メモ

  • 印稿: 画数多し→白文で行くと即決。
  • 布字: スペース狭し、ぎゅっと収める配置に。
  • 彫り: 雨冠と隹の細部はミリ単位の攻防。鳥の形はあえて「気配」を残す程度に。
  • 印影の発見: 仕上げを見ると、雀がカラスに追われているように見えて思わず笑ってしまいましたが、それもまた「靍」の持つ湿ったリアリティだと受け止めています.


・作品情報

生成AIさんにイメージを作ってもらいました。


しっぽがウエディング・・・( *´艸`)