『誘われて2008夏~ハヤスギルスキルを持つ男‐その6』
奥大日岳の頂きをガッチリ踏みしめた後、暫く奥大日から見える大パノラマを楽しんだ。
大日岳の頂上に行ってない分(後悔したので…)奥大日では少し長めに休憩を取り、存分に『頂上な』時間を楽しみ、爽快な気分を味わった。
その奥大日の頂上からは、富山平野や弥陀ヶ原、、天狗平、室堂、雄山、雷鳥沢、そして真っ正面に更に近づいた剱岳を一望することが出来る。
そして、次なる目標地、雷鳥沢もすぐそこに見える。
確実にゴールへと近づいている。
ところで、急に話が変わるが、奥大日の頂上に着く少し前の草むらの中でちょいデカめの『ウシガエル』を見た。
えっ、まさかっ!?
目を疑った。
でも、2回見ても、3回見ても、カエルはカエル。
思わず悩んでしまった。
このカエルどうやってここまで来たんだろ???
『ねぇねぇ、登って来たの???』
話しかけたけど、『ゲロッ』って返事が返ってくるはずもなく・・・。
証拠に、写真に残そうと思ったら、かなりシャイな方だったようで、サッと草むら深くに入っていってしまいました。
このとき僕は、『あれはきっとこの山の神様だな』と一人で思い込み、『俺だけに姿を現してくれたんだな』と喜んでました。
そしたらこの後、室堂に着いてこの話を友達にしたら・・・
『あ~、俺もこの前五色の方でデカイの見たよ~』
だって・・・(涙)
でも、まさかあんな高山にウシガエルがいるとは思わないじゃないですか!
特別なもん見たって気になるじゃないですか!
だからあのカエルは僕の中では『山の神様』のままにしておきます(笑)
っと、話がだいぶ逸れたが、話を戻そう。
奥大日の眺めも満喫したので、腰を上げ、雷鳥沢に向けて歩き出した。
ここまで来ると、看板の表示ももいよいよ室堂の名前が出てきた。
右に広がるは雷鳥沢、左に見えるは剱岳。
どんどん剱が近づいてくる!
そいて周りには色鮮やかなな花々が咲く。
そしていよいよ室堂乗越まで来た。
雷鳥沢はもう目と鼻の先だ。
ガラ場を下り、木道に出る。
川を渡り、雷鳥沢のテント場を横切る。
サクサク歩いて・・・
途中、雪渓に残った雪で練習するスキーヤーの皆さんをパシャリと撮って・・・
階段を登りきると・・・
懐かしの立山の故郷、『雷鳥沢ヒュッテ』にとうちゃ~くっ!!
時刻は午前10時10分。
スタートから5時間40分。
う~ん、ハヤスギルスキル!!!
さすがに自分でもビビッタっす(笑)
・・・・・・・・・さぁ、無事に雷鳥沢まで辿りつきましたね!
また余計なエピソード入れてたら長文になっちゃった(笑)
なので、ヒュッテ編はまた次回のお楽しみであ~る。
ふぅ~っ!あと2回くらいで終わりたいもんです・・・。
てなことでもうしばしお付き合いを!
続編を待てぇ~~![]()
『誘われて2008夏~ハヤスギルスキルを持つ男‐その5』
大日小屋から見える剱岳は、険しくも雄大であり、その存在感たるは堂々の貫禄である。
剱岳と言えば、言わずと知れた富山が誇る名峰だ。
百名山の中でも人気は上位に入る程で、南の『槍』、北の『剱』としても名高く、その鋭く尖った頂きは、多くの岳人や写真家の心を魅了してやまない。
大日小屋に着いた後、しばらく剱に見せられ時が止まる。
景色に魅せられてる時の頭の中って、色々な事が浮かんでは消えてゆく。
その割りに、ホント綺麗だなぁ~ぐらいしか言葉が出てこない(笑)
ホントに心が動いた時ってのは言葉では表せないもんだと思う。
さて、時刻は7時15分頃。
登山口から歩き始めて2時間50分あまり。
一番長い登りは終わり、ここまで来れば間違いなく昼までに室堂に着く計算が立った。
時間はたっぷりある。
大日小屋から大日岳の頂上へは距離にして500m位。
がっ!この時何を焦ったのか、大日岳の頂上には向かわず、奥大日岳に向けて足を進めてしまった…
時間いっぱいあったのに…
天気良かったのに…
せっかくすぐそばまで来てんのに…
行けばよかった…
ハヤスギルスキルも時と場合によっては考えもんである(涙)
そしてこれが、今回犯した最大のミスである。
まっ、でも、歩き出しちゃったもんはしょうがない(笑)
そん時は天気が悪くなる前に室堂に着くことしか考えてなかったし!
そんな訳で一路奥大日岳へ!
登山道も再び木道になり、歩きやすい♪
暫く行くと遠くに雄山が見えた。
ほんとに天気に恵まれて、いい日に当たった。
だから景色もいちいち綺麗だ。
『すげ~ぇ綺麗』
いったい何回言ったことか・・・。
そのうち木道が終わり、再び足場がガラ場に変わると、前方に奥大日岳が見えた。
緑に包まれた尾根が顔を出す。
この斜面を上がっていくのだ。
しかし疲れはこれといって無いので、足取りはすこぶる快調♪
ホイサッ、ホイサッ、って具合に楽々登りきって・・・
奥大日岳の頂上に『着いたぁ~っ!!!』
奥大日はきっちり頂上を踏みしめ、大日小屋より更に近くに見える剱岳に心を奪われた。
そして道のりはここから下りになり、いよいよ心の故郷雷鳥沢が近づくのである・・・・・・・。
ふぅ~、やっと奥大日まで漕ぎつけたッス。
長文疲れる・・・(涙)
8月中に終わるのか???それが心配ですが(笑)もうちょいのとこまで来てるから頑張ろ~っと!
次回は雷鳥沢で懐かしの再開が!!
続編を待てぇ~![]()
『誘われて2008夏~ハヤスギルスキルを持つ男‐その4』
大日平小屋から大日岳の登り始めまでは緑に囲まれた木道がしばらく続く。
腹も満たし、俄然調子が上がる。
足取りも快調だ。
と、そこへ色鮮やかな物が目に飛び込んで来た。
野生の木苺にブルーベリーだ。
パクリ。
・・・木苺はまだ酸っぱい。
パクリ。×10粒。
ブルーベリーは・・・甘酸っぱくて美味いっ!
自然の恵みに感謝である。
甘酸っぱさの余韻を楽しみながら先へ進むと、木道から岩場に道が変わる。
ホップ、ステップ、ジャンプ!リズム良く岩の上を渡る。
岩場を上がり、しばらく進む。
すると看板が。
大日岳まではあと少しである。
そんな時、前方に人の気配がしてきた。
見ると、やや年配の方々で構成された5,6名のパーティーが下ってくる。
『おはようございま~す』
口々に挨拶をかわす。
『あらっ!、早いわねぇ~』
『若いっていいわよねぇ~』
『ありがとうございます』
『気をつけていきなさいよ~』
『はい!皆さんもお気をつけて』
山登りには、けして街では感じられない人とのコミュニケーションがある。
すれ違う人に何気なく挨拶を交わし、何気なく行き交う。
自分はその何気ないコミュニケーションが好きである。
が・・・恐らくこれを街でやったら、間違いなく頭がオカシイと思われるだろう(笑)
と、だいぶ人気が出てきた登山道を行き交う人に挨拶を交わしながら歩く。
すると前方に一人の男性が、景色を見ながら休憩している。
『おはようございま~す!』
気持ちよくさわやかに言った。
男性 『おはようございます』
男性はウォークマンを聞きながら休憩している。
かなりハイテクな登山者だ。
が・・・ちょっと失礼ではあるが、お腹が『ポニョ』でおよそ普段山登りなどはしてないと思われる体形だった。
だが、そんなちょいハイテク登山な男性と、なんかタイミングが合ったというか、どちらともなく話が始まった。
男性 『どこから?』
いかにも山を知っている様な口調・・・に聞こえた。
自分 『称名の登山口からです』
男性 『へぇー、何時に?』
おぬしどんぐらいやれんだ?風に・・・聞こえた。
自分 『4時半ぐらいですかね』
男性 『えっ、えっ!?』
男性 『えっ!?だって俺3時に出たんだよ・・・』
このときの時刻は6時半位。
彼の表情が驚きを隠せない。
すると彼がおもむろに
男性 『・・・ハヤスギルヨ』
自分 『えっ?』
よく聞こえなかった。
男性 『・・・ハヤスギルヨぉ』
男性 『・・・ハヤスギルスキルヨ』・・・・・・・・・・・・・・とは言っていない(笑)
どうやら彼の自信とプライドを粉々にしてしまったらしい・・・。
なんだか会話の温度が『サァ~』っと冷めていくのを感じたので、
自分 『ではお気をつけて!』
と告げ、逃げるように再び登山道を歩き始めた。
知らないうちに人を傷つけてしまう程のハイクアップ(登り)の速さ。
う~ん、故意ではないだけに罪な男である。
かくしてここに『ハヤスギルスキル』の異名が誕生したのである・・・勝手にね(笑)
そんなこんなありながら道は続く。
途中、見るも鮮やかな山百合が咲き乱れる。
視界もだんだんと高くなり、眼下広がるの大日平と、遠く弥陀ヶ原が一望出来る。
もうちょいかな?
そんなことを考えた時、ふと登山道を見上げると朝日に照らされ眩しく光る大日小屋が見えた!
残りの登りを一気に上がる。
大日小屋に到着だ!!
が・・・残念なことに大日小屋の写真を撮り忘れたために、画像が無い(T▽T;)
そして更にこの後ミズマは重大なミスを犯すことを、今はまだ知らないのである・・・。
はぁ~、やっと大日小屋に辿り着きましたよ~。
そして『ハヤスギルスキル』の全貌も明らかになりました(笑)
さてっ、この後いったいどんなミスを犯すのか???
続編に引きこうご期待であ~る。













