好きで好きでたまらない人が現れた。
だけど、彼は手に届くような人じゃなくて、手を取り合える距離でもない。

その好きでたまらない人とは、MOON CHILDのボーカル、今やSCRIPTの、佐々木収さん。
過去の記憶から突然出てきた、あの悪戯好きで無闇やたらと矢を射抜いていくキューピッドがまた、ややこしい人に恋をさせた。

それで、真剣に考えてみた。佐々木収さんの魅力を。

魅力その1、声。

あの甘い声。声は指紋と同じくらい、1つとして同じ声はないらしい。
しかも声は、女の子が無意識のうちに好みの声を聞き分けるんだとか。
つまり、あたしは佐々木収さんの声に捕まったのでした。

魅力その2 歌詞。

メロディーもさることながら、独特の言い回しや表現方法、そこから歌詞が小説の一節にも感じられる。それがまた神秘的で、いよいよ彼を聡明にさせる。
魅力その3 動き。

MOONCHILDのPVを見ると、彼は独特なダンスを踊る。体を動かす。それが、またエロい。なんとも中性的で、まるで両性具有の様。そこに、たをやかさ、華奢、優雅ささえ感じる。

この3点が、佐々木収さんの魅力。個人的にはこんな見解だ。
あたしは逆に、ステージ上では男を感じさせるような女になろうかな…。

彼のように中性的な人になりたい。

dsk10さんのブログ-100903_0040~01.jpg
あたりを見回すと夜中、という認識が当てはまるほどの、空の暗闇。しかしじかんは明け方の4時49分を指している。

5時発の始発電車で帰ろうとしている私は考える。

何故、こうなったか?と。

昨日、心のどこかで彼の迎えを待っていたのか、私は最終電車を乗り間違え、結果、始発までカラオケボックスで時間を潰す事になった。

お互いがお互いさぐり合って、勝手に諦め、それぞれの場所に帰った。
しかし不測の事態が起こり、そこでやっと、彼からメイルが来る。しかし、私は素直ではなかった。

君と一緒にいたくてわざと乗り間違えたんじゃない。ほんとに間違えたんだ!

これは本当であって本当じゃない。
やっと素直になった時には、すでに彼は居心地のよい家族のもとへと帰っていた。

その途端、私は恐ろしいほどの孤独感に襲われた。
自分という存在が、こんなにも心許なく、頼り甲斐がなく、休まらないとは。

この、都市に私1人、家族もなく頼る恋人もいない、そこにただ広がる虚無感。

どんなホラー映画よりも怖いと、実感した。