円安だぁ〜〜〜ハイパーインフレだぁ〜〜〜何でも値上げだぁ〜〜〜という声が聞こえてくるこの頃。

 

しかし、これはまだ序章。

何故かと言うと、FRBはまだ本当に金利を上げていないからだ。何とこれまでに0.25%だけ。

で、この騒ぎ。

 

 

5月には0.50%上げるだろう。でも米国の短期金利も長期金利も既に1.5%上がっている。

おかげでレバレッジが効いて評価額が上がっていたGAFA株は暴落気味。

Netflixの決算と見通しが悪いと見做され、1日で20%下落と、暗号通貨も顔負けの状態。

 

 

さて、これから来る値上げラッシュと更なる円安に対してどう対応していけばいいのか?

今ガソリンで起きているもの凄い値上がりと同じことが生活必需品にも起きてくることが想定されるのだ。

 

 

今後の対応には、ハイパーインフレに見舞われた国の人々が何をしているか、が一つの参考になるだろう。

 

 

ハイパーインフレというのは自国通貨建の価格が異常に上がることだ。

つまり今日100円のものが明日は1,000円になっているような状態だ。明日1/10になっている通貨を誰も持ちたくない。

なので、銀行にラッシュして預金を引き出して外貨に替えようとするのである。一部の人は金塊にして保存したがる。

 

 

いや、銀行で外貨預金にしておけばそんなことしなくても、と思うかもしれないが、ハイパーインフレの国では例外なく、

預金引き出しの制限がかかる。ましてや貴重な外貨である。通帳や画面にはあなたの持っているUSDが表示される。

しかしどこからも引き出せないので無いのと同じになる。国家や銀行も信じられない状態がこの状態なのだ。

 

 

既に日本の金持ちはこれを意識して行動している。だから高級時計がバカ売れしているのだ。

市中金利が上がってくると(既に住宅ローンは上がっている)、不動産を買える人が減り、不動産は値下がりする。

USDベースでの時計価格や金の価格はマイルドな上昇だ。だが円安により円建てでは爆上がりだ。

 

 

個人的な予想では、日本がハイパーインフレにまで至ることはない。みんなで我慢して貧しくなるのがシルバー民主主義の路線だからだ。

ただ、スタグフレーションになる。生活は間違いなく苦しくなる。

威勢よく海外脱出だなどと言っている人の99%はできない。言っているだけだ。

 

 

少しでも余裕資金があったら米株や暗号通貨で一発逆転を狙うよりはまずインフレヘッジでドルベースで価格がつくものを

買っておくか、日本であればハイパーインフレまで至らない前提で銀行のドル預金でもいいのかもしれない。

その場合は短期で預金しよう。ドルの利息は上がっていくので改定のタイミングでより良い金利に更新できるはずだ。