今週数年ぶりの胃腸スコープ検査を受けました。特別にどこかが悪い訳でもないけれど定期検査として。

 

数年前に初の検査を受けたのは、大量の血便が止まらず地元の医者に相談したところ、大腸癌の恐れがあるということで、シンガポールとの日本、両方で検査を受けました。結果、大きな問題なし。殺人的な出張の連続に激辛なものを食べたり飲んだりでヘモロイド(「痔」です!)が腸の入り口にできたので、医療用ラバーバンドで壊死させる処置をうけました。

 

シンガポールでは胃腸のスコープを入れるのに全身麻酔をかけられるのが個人的に怖い。日本だと半麻酔でウトウトしながらスコープを感じながらやっていた記憶があるが、こっちは全身麻酔。医療水準の高い国とはいえ、意識がなくなるってやっぱ

り怖い。始まるといつの間にか意識を失って起きると全て終わっている・・・。

 

あと、日本の医者は自分の裁量でいろいろ考えたり言ったりするが、こちらはどちらかというと理論そのまま、といった感じ。海外経験のある医者に聞いたのだが、シンガポール医療はイギリスからの直輸入で先進的ではあるが白人の体の常識なのだという。自国で試行錯誤していく余裕も時間も急速に発展した50年の歴史しかないこの国では無かったと言うことだろう。

 

白人は痔がほとんどできないらしく、血便イコール大腸の奥からの出血イコール大腸癌の確率が高め、という常識なのだという。日本人だとほとんど各種の特なので血が鮮血なら大騒ぎしないのだという。水準は高くとも海外のマニュアル通り、というのが確かにシンガポールらしい。これを聞いて、大腸癌の恐れがあると騒がれた理由が腑に落ちた。

 

ちなみに病院から来た見積もりは$3,200…。保険がカバーしてくれるはずなんですが、事前に問い合わせてもいつもハッキリとしたことを言わない AON に不安にさせられます。