リーマンブラザーズなどに比べれば、日本では全く知名度は無い会社ですが、
ワシントン・ミューチュアルという会社が破綻し、またもJPモルガンに救済されました。

どれだけすさまじい迫力の破綻かといいますと、これまでのアメリカの銀行破綻における
資産規模の一覧を見るとわかります。

1.ワシントン・ミューチュアル        3070億ドル (2008年9月)
2.コンチネンタル・イリノイ           400億ドル(1984年)
3.ファースト・リパブリックバンク・コープ  325億ドル(1988年)
4.インディマック・バンクFSB         320億ドル(2008年7月)
5.アメリカン貯蓄貸付組合           302億ドル(1988年)
6.バンク・オブ・ニューイングランド・コープ 217億ドル (1991年)
7.エムコープ                   156億ドル(1989年)
8.ジブラルタル・セービングス         151億ドル(1989年)
9.ファースト・シティ・バンコープ        130億ドル(1988年)
10.ホームフェッド・バンクFA         122億ドル(1992年)

桁が一桁違いますね。恐ろしい規模の破綻です。

ワシントン・ミューチュアルは、破綻して、買われています。株式の価値はゼロ円になっています。
リーマンの売却先は破綻後に選定が進んでいますが、今回は最初からJPに決まっていました。

それなら破綻させずに救済すれば・・・と普通なら思いますが、もう政府に出すカネもありません。
ベア・スターンズの時みたいに公的資金つけてくれないと、JPモルガンも買ってくれませんので、
一旦破綻させたのです。この規模の破綻処理が普通に行われるほど、誰も余裕が無いのです。

アメリカでは、証券会社(投資銀行)は消滅し、次は銀行がどうなっていくか。
バンカメシティJPモルガンGSバンクウェルズファーゴワコビア。この辺が上位ですが、
赤い色はまだまだピンチのところです。

公的債権買取機構の設立構想が進んでいますが、ジョージ・ソロス氏は、「さっさと銀行に公的資金、
注入せんかい!!」とほえているといいます。そこが転換点、ではあると思いますが、さていかに。