六本木ヒルズの一角にオフィスを占める会社、D.B.Zwirn。

2006年5月に投資助言の会社として始まったこの会社の投資総額は2007年8月末で
500億円に
上るという。ホームページによれば、11件が不動産エクイティ投資、3件が
不動産のブリッジ投資、
2件がプライベートエクイティ、4件が上場企業・リートの債権・株式
に対する投資だという。


この会社が東京都内で取得した開発用地、これが今回の債務不履行の引き金になっている。
開発用地へのローンの提供自体はなんら悪いことでもないし、リスクに見合った貸し出しで
高いリターンを狙うことは、投資銀行モルガン・スタンレーとしても当然のことであろう。

しかし、今回、CMBSの神話を崩そうとしているこの会社は一体どんな会社なのか。
日本の代表、野坂幸司氏の経歴はウェブサイトで確認できる。立派な「エリート」である。

?        東京大学法学部卒
?        三井物産株式会社
?        ゴールドマンサックス証券
2000年7月  ドイツ証券に入社
2006年5月  D.B.Z日本オフィス設立

この野坂氏が社長を務めるD.B.Zwirn。「ヒルズ族」であるこの会社も、まだ設立2年である。
これまでの500億円に上る投資実績もウェブサイトで確認できる。2007年3月以降の実績
を抜粋してみよう。
http://www.hunet.com/dbz/04.html

2007年3月 東京エリアの30億円規模のマンションポートフォリオへの投資
2007年3月 上場不動産会社ヒューネットの新株予約権の取得 
2007年5月 北海道を中心とした15億円規模の商業施設ポートフォリオへの投資
2007年5月 東京エリアの10億円規模の開発用地取得 
2007年5月 上場REITの第三者割当増資15億円の引受
2007年6月 名古屋の10億円規模の開発プロジェクトへのエクイティ投資
2007年8月 上場不動産会社ヒューネットの優先株式100億円の引受 

この、2007年5月に投資されている「10億円規模の開発用地」が今回の話の元だと思われる。

しかし、なぜこの会社は、株価6円にもなっている会社に巨額の金を注ぎ込むのか?
一体ヒューネットとはどういう会社なのか?

この会社、知れば知るほど「黒い」と思われる会社なのである。
2004年からこの会社の告発を続ける、あるブログを頼りにもう少し深堀りしてみたい。

つづく