米系投資銀行の、第2四半期決算(3月-5月)が出てきました。メリルは1ヶ月後です。

モルガン・スタンレー: 56%減益

 純収入: 65億ドル(▲38%)
 純利益: 10億3000万ドル(▲56%)(1株当り0.95ドル)

 スペインのウェルスマネジメント部門売却 6億9800万ドル
 MSCIの株式売却              7億3200万ドル
 資産売却 合計               14億3000万ドル

 人員削減関連コスト            ▲2億4500万ドル
 モーゲージ取引               ▲4億3600万ドル
 レバレッジドローン関連          ▲5億1900万ドル
 評価損・リストラ損計           ▲12億ドル

 投資銀行手数料は、50%減  債券トレーディングは、85%減
 資産管理部門は、損失2億7700万ドル ウェルスマネジメントは、4%増

サブプライムの影響を何とか資産売却で相殺しましたが、それ以外でも全く儲けられていません。


ゴールドマン・サックス: 11%減益 

 純収入: 94億2000万ドル(▲7%)
 純利益: 20億9000万ドル(▲11%)(1株当たり4.58ドル)


 クレジット商品損失   ▲7億7500万ドル(うち5億ドルがヘッジ関連)

 投資銀行手数料: 2%減(16億9000万ドル)
 M&Aアドバイザリー手数料は、13%増
 株式トレーディング: 横ばい(24億9000万ドル)
 債券トレーディングは、29%減(23億8000万ドル)
 プリンシパル・インベストメントは、7億2500万ドル(中国工商銀行(ICBC)株値上り)

強いですね。債券のトレーディング以外は、良いとはいえませんが、堅実に推移してます。


リーマン・ブラザーズ: 初の赤字(28億ドル) 

 純収入: ▲6億6800万ドル(前年同期は55億ドル)
 純損失: 28億ドル(1株当たり5.14ドル)
 評価損は、37億ドル
 
ずっと市場では、リーマンが大きくやられていないのはおかしい、という声が渦巻いていました。
主力ビジネスの構成や、保有資産の(想定される)質から考えれば、少々の減益で済んだり
するはずがないと。 ついに出てきましたね、膿が。

ベアよりはわずかに余裕があったので、損失を先に先にして2度の増資を完了させて赤字、
これでよいのでしょうか・・・?これだけではすまない気がしています。
ついに身売り交渉の観測記事も出てきています。もしかしたら単独ではいられないかもしれません。