久しぶりに週末に1冊本を読みました。

タイトルにある本は原丈人(はらじょうじ)という人の本ですが、これは、たまたまコンビニで
弁当を温めているとき、Wedgeという雑誌を目にして知りました。なかなかユニークな視点で
書くなと思ったのです。

この人の特徴は、スタンフォードMBA、シリコンバレーベンチャーキャピタルで成功、という
キャリアながら、徹底してアメリカ型のガバナンス、市場原理主義、金融中心のあり方に
批判的である、というところです。

個人的には賛同できる点が多く、「利益率の高い会社が一番いい会社」というアメリカの
資本主義における「教義」に真っ向から反論します。その反論が非常にロジカルです。
僕はそこをまとめて読みたいと思ってこの本をAmazonで取り寄せました。

果たして、その部分も多々あるのですが、さらにこの本を個性的にしているのは、IT産業の
次にくる基幹産業を予言している本だということです。そして、今の金融における中心的
思想、「ROE」を「単なるブーム」と切り捨て、ROEの次に来るべき考え方すら予言します。

簡単にここで紹介すると、それを彼はPUC(パーベイシブ・ユビキタス・コミュニケーションズ)
と定義します。なんだ、ちょっと流行ってる「ユビキタス」か、という声に「まったく違う」と反論し、
これは人が機械に合わせる時代から、機械が人に合わせる時代への大変化だ、と言います。

詳しい説明はここでは避けますが、とにかく、「金融の仕組み」と「技術の発展」をここまで
うまく説明し切った本はなかなか無い。お勧めです。