最近プライベートバンキング(もどきも含む)が流行っています。


新生銀行が新生プラチナサービスというものをはじめたのに続き(↓以前のブログ)、

http://trb.ameba.jp/servlet/TBInterface/10036454780/4c03e380

HSBC(香港上海銀行:名前によらずイギリスの銀行)が日本で本格的にリテールを

始めます。サービス名は「HSBCプレミア」。1000万円以上の残高のある人専用です。


シティバンクは、金融庁の怒りを買ったためかプライベートバンキング部門は撤退に

追い込まれていますが、それに倣って始めたはずのメガバンクのサービスはどこへ

行ったのか、全く存在感がありません。


世界を見渡すと、メリルリンチがウェルス・マネジメントで圧倒的な存在感を持つ一方、

この分野には力を入れていなかった、業界12位のゴールドマンサックスが事業強化を

図るとのニュースが最近流れています。


なぜ、いま富裕層向けサービスが重視されてきているのでしょう?


それは、お金のありかが、国や企業から個人に偏ってきてきたからではないでしょうか?

金融が発展すると格差が開きます。個人の稼ぎも、ビル・ゲイツからNYの物乞いまで、

ものすごい格差が現れます。金融が未熟な地域ではここまでは開きません。


この10数年間で世界のあらゆる場所で(アメリカの圧力で)金融緩和が進み、格差が

開き、「持てる」個人が増えた結果、このタイミングでプライベートバンキング業務が

儲かる分野だということになってきたのではないでしょうか。


マーケットでのトレーディングは、ここまでボラティリティ(変動率)が高いと難しい。

クオンツと呼ばれる人が頑張って作った収益モデルも、マーケットが荒れるとうまく

儲けることはできないのです。


金融のトレンドが少し変わってきたのかもしれませんね。