暑い太陽の光を浴びてウトウトとしている五月晴れのある日!!
涼しい風がそよいで木々の青葉が揺れる。
それで時より目を開けると‥
周囲に小鳥がいないか? と、気になり‥
テント周りの木の枝ヘ視線を移し耳を澄ますも近くに小鳥が見えなければ‥
ヤッパリまたウトウトすると言うような繰り返しの1日である。
そんな感じでウツロウツロしていると遠くの方から「クワックワッ」と前に聞き覚えの有る鳥の鳴き声がした。
空を見て僕は驚いた!
遠くを飛んでいるがその独特な飛行の姿は何処かで見覚えがある。
恐らくは🦆鴨類である。(独特な飛行姿勢の比較的に大きな鳥。)
それをズット眺めているとグルッっと空に弧を描いて彼らは(2羽)案外近く(見てる僕から50M程度)ヘと降り立って来た。
しかしである?
ここは山中である。
しかもここ(自分の居る場所は!)は平原(原っぱ)のキャンプ場なのだ。
チョット標高の高い所(山の上)に在る芝生の広場なのである。(水鳥は芝や草場で活動出来るのか?)
僕は鳥達が驚か無いように〜
スグにでも降りた立った辺り(位置)へと近づきたかったのだが‥
その衝動をグーッと抑えて、少し時間をおいてから〜
その辺(降り立った辺り)へ、ソ～ッと行って見た!
すると‥ そこへ行く(近づいて)までは気づかなかったが、そこへは旅館の露天風呂本くらいの小さい人工の池が有って‥
そこで🦆カルガモ達が泳いでいた。(水浴びしていた!)
こんな事って、有るんだなぁ〜 と、思い‥
彼らを驚かせ無いよう、そこを抜き足差し足で離れ…
僕はまた自分のテントに戻ってウトウトとするのである。
何故? 今までキャンプを妄想までして僕はそんなに憧れているのだろうか?
と、言うと!
小鳥を探しに行くときに、森の中の鳥たちの楽園でキャンプが出来たら!!
キットそれはそれは楽しいだろう?
受け身(やって来るのを待って…)で小鳥達を探した方が、沢山の珍しい小鳥達と会えそうな気が(イメージ)したのである!
まぁ〜 歩いて何時も上を向きながら鳥がいないか? アチコチを探すのはとても体力的に大変なので‥
朝から晩までテントの中で隠れながら〜
小鳥達が来そうな枝をじーっと見て小鳥達がやって来るのを待ち受けようと言うなんとも自堕落な算段である。
しかし、実際、最低限のキャンプ道具(テント等)が本当に揃ってしまうと、キャンプ場では無い場所(小鳥探しの森の中)でキャンプをする事に僕は相当なプレッシャーとハードル(難しさ‥)を感じたのである。
妄想キャンプの時は、その事を超軽く考えていたが‥
イザ、キャンプを計画して見ると‥
こんな場所(キャンプ場では無い森の中)でキャンプしたら?(不道徳・☢危険) と、とても深い不安へと陥る。
まぁ〜 そう言う事で、結果!!!! 最初である今日はここの風景の素敵なキャンプ場へとノコノコとやって来たのである。
それが案外とても快適だった。
先ずは何よりも快晴だった!
食事も、まぁ〜 キャンプメシと呼べるような代物では無い。夕方にはぬるいレモンカンチュウハイを、調理も殆どしないで茹でたソーセージにオイル漬けのおつまみベーコンを肴に2缶程煽って飲んだ。それから締めにテント内でコンロ(アルコールストーブ)で作ったインスタントラーメンに卵を落として食べた。
相当酔っぱらった!!(案外お腹も満足!)
都会と少し離れたここは一応は山中(光害軽減)なので‥
深夜星空(星景写真)でも撮って見ようとも心で少し思った。
これが、また、しかしである。
テント泊が何時もの車中泊よりもあまりに快適過ぎ(飲みすぎた‥)たのか?
それとも連日の撮影で自身が疲れていたのか?
未だ夕方に寝たにも関わらず目が覚めたらお日様は完全に登っていた。
星見は次の日に挑戦したが、ここ(キャンプ場)ではやはり周囲(麓)の街(高崎・前橋)があまりにも明る過ぎて(光害)肉眼では星は殆ど見えない。(前回真冬の長野で撮ったのとは全然違った!)
そして、まぁ〜 小鳥達もキャンプ場の近く(テントの近くの木の枝)へ来ない事も無いとは思うのだが‥
夜は夜通し仲間同士大勢で来たキャンパー達は宴会(バーベキュー)し、1日中騒ぎ、昼は子供達が周囲をかけずりまわってここは賑やかなので‥
今回はここでの小鳥や野生動物探しは諦めた。(また帰りにでも何処かで探して見よう!)
まぁ〜 自分探しの孤独を楽しむ(探鳥)のにはキャンプ場(人気)でのキャンプは多分向かない。
首都圏近隣のキャンプ場では恐らくは完ソロは難しい。
ただ癒やしダケを求めての他の欲(様々な撮影や、静かさや孤独感)を捨てて挑むキャンプには人気キャンプ場でのキャンプに限る!!(小鳥探しのキャンプは多分落ち着かない!)
とにかく初めての僕のキャンプは久々にノンビリと良く寝た気がした1日であった。(日々不眠症気味なのだが‥)
因みに今回は妄想では無い!!! 遂に妄想キャンプは脱却出来たのである。
