小鳥の囀りが朝方に聞こえ無いと何かとても不安になる。
不思議なのだが?
実際にたまにそう言う日が何故か? 有るのだ!!
それは僕が住んでいる街中でも‥
小鳥を撮りへと探しに行った野山でも‥
しかし、心配をしていると、案外!! 次の日には何事も無かったように‥
何時もと変わらずに小鳥達の囀りが盛大に聞こえたりもする。
なので、多分???
小鳥達がここ(自分の生活圏)から居なくなった訳では無い。
まぁ〜 その日に‥ 僕が居る(住む)その近へと小鳥達がタマタマ集まって来なかったダケ🦆しれない???
鳥の人口密度(鳥密度的な‥)を考えて見れば多分そんな感じであろう。
鳥の数は人間程は恐らく多くは無い。
鳥だって日によって色々(行動範囲が‥)と何か用事(都合)のある事もあるだろう。
イヤ?
そんな時にはそう言う風に自身に無理に言い聞かせている。
春と言う季節にはそんなことに何故か僕は特に敏感である。
若い頃 レーチェル・カーソン の『沈黙の春』と、言う‥ 有名な著書(農薬による自然破壊への警鐘!)を興味本位で読んだその事がある。
恐らくはそれが私のトラウマとなっているのである。
無意識に影響されているの🦆しれない。
毎日良く耳にする囀りと言うと僕は雀を先ず思い浮かべる。
雀は大概どこに行っても元気に鳴いている。
それ以外の小鳥の囀り(鳴き声)では特に身近で印象深い鳥はヒヨドリとオナガである。
まぁ〜 住んでいる街中で良く聞く身近な囀りだと言う事である。
ヒヨドリは「ピーピー」と明るい時間は群れを作り1日中鳴き続ける。
体は雀と鳩の中間位の大きさで‥
鳴き声で割と見つけやすい。(まぁ〜いるなって‥ 事を感じる!)
体の大きさとは似合わずニワトリの雛のような可愛いい鳴き方(囀り)である。
しかし、鳴く音量は体に比例して‥ とても大きく、遠くからでも今日も盛大だなぁ〜! って‥ スグに解るのである。
彼らをこっそりと観察をして見ていると‥
木の枝に停まっていても鳴き声はそれなりに盛大であるのだが、羽ばたく直前や、何と! 例え羽ばたきながらでも、とても大きい声で激しく鳴きながら何処かへと飛んで行くのである。
暇さへ有れば彼らは何時もどこかで鳴いているような印象なのだが‥
まぁ〜 実は大人しくしてる時には大体は木の高い茂みへと隠れていてジーッとしてるのでその姿には案外は気づかないのである。
普段は皆んな(群れ)で、盛大かつ賑やかなので、何時もヒヨドリが沢山居るなぁ〜 って‥ 人はそう言う風に思う(感じる‥)のである。
オナガも大体は同じ(習性)ような感じ(印象)だが‥
その囀りの声はチョット独特で、人間の赤ちゃんが「おギャーおギャー」と鳴いているような鳴き声(音調)に僕には聞こえる。
なので‥ そんな特徴的な鳴き声を聞くとオナガも今日は近くに居るな! と、私は気づく(立ち止まって空を見渡す。)のである。
名前の通り尾が長く飛ぶその姿は実に優雅である。
春になると‥ 日常でも朝から家の中までも外に居る小鳥達の囀りが聞こえてくる。
まぁ〜 それなりでそれもチョット騒しいのは騒がしいのだが‥
朝その囀りを聞く事で僕は少しホットするのである。
そんな事で今日は美しく囀る小鳥達のお話しをしたい。
野山へと小鳥を探し(撮影)に行くと‥
透明感が有る(高音の‥)美しい小鳥の遠くまで通った囀りを耳にする。
その中でも何と無く気になる小鳥の囀りがある。
良くその囀りを聞く(耳にする)のだがいったいどんな鳥なのかは解らない。
鳴き声の質(高音域)はとてもウグイスと似てはいるのだが????
ウグイスの「ホーホケキョ”」と、言う‥ あの独特の節(音調)では無い。
ウグイスは雀よりチョイ小柄(細い)なのだが良くあんなにも大きな美しい澄んだ声で囀れるものである。
そしてウグイスと同じく激しく鳴くのである。
もし、小規模の湖だったら〜 反対岸の木の枝葉へと停まって鳴いていても、向こう岸へ居るなぁ〜 って‥ 解る程にその囀りは遠くまで通る。
その小鳥はたまに本物のウグイス(異種族)とも良く掛け合いをしながら烈しく囀っている事もある。
でも、今日は‥ ウグイスとでは無く自分と同じ節で(多分同じ種の小鳥)互いに烈しく何羽かで掛け合い(ハーモニーを組む‥)をしている。
そんなことがこの鳥を余計にややこしくしている。
つまり離れた少し近くの場所(お互いに声が通る距離)へこの鳥と同じ鳥かウグイスの2羽が居る。
いったいどんな小鳥なのであろう?
そしてこの小鳥は鳴き声以外でもウグイスと習性の似ている部分がある。
彼らは何時も、高い木の鬱蒼とした枝葉の生い茂る深い中で(場所に)何時も隠れながら全力で囀っている事が殆どなのである!!
つまり囀りが例へ近くで聞こえてその方向を頼りに小鳥を肉眼で探して見ても囀っている個体を直接見付け出すことはかなり困難なのである。
だから〜 何時も!
もしかして、ウグイスが場合場合で別な何か特殊な何時もとは違う調子(節)の鳴き方をしているの🦆しれない? (雄・雌が互いに掛け合いをしている? 見たいな?)
何の根拠も無いが‥
解らないので無理矢理にそう今までは思っていた。
では、あるが?
偶然に昨日その小鳥達の正体が解ったのである。
囀る小鳥の方向にカメラ(望遠レンズ)を向け根気強く望遠レンズを通して探していたら〜 その小鳥の姿をファインダーへと捉えることが出来た。
近くでその囀りを聞けば何時もどんな小鳥なのであろう? と‥ 良く毎回やって(カメラを向け探して‥)見てはいたものの今回が見たのは始めてである。
その小鳥は驚く事に何と ガビチョウ であった。
そういえばである。
昨年湖で自分のスグ近くで水浴びをしているガビチョウと出逢った。(撮れた‥)
日が傾いた夕暮れだったのであまりコッチには彼も気づかなかったのか?
私がカメラを横にして腰掛けてる岩のスグ近くまで彼は寄って来た。
陸にも案外降りて来るような小鳥何だなぁ〜 って‥ その時には思った。(後に調べると‥ どうも藪に巣を作って暮らしているらしい?)
水浴び後にバタバタと飛ばずにそこ(岸辺)で少し羽ばたく(多分羽繕い‥)姿を見ていたのだがその時には全く囀らなかったのであの声の鳥とはその時には気付かなかった。
茶色とちょっと深緑を混ぜたような色でメスのオシドリと似た白い特徴的な模様が眼の周りには有る‥
そう言う風にガビチョウの色は全体的にはチョット地味(見つけ難い‥)のだが仕草を見ているととても可愛いらしい小鳥で有る。
しかし、今日解ったが!!! ウグイスと同じように想像も出来ない程に大きな澄んだ声で囀るのである。
ガビチョウに対して僕は少し思う所(感じる部分‥)があった。
人間の道楽の為に彼らが元々住んでいた大陸(生息地)から日本へとわざわざ連れて(運ばれて)来られ‥
飼い飽きた日本人が、飼いきれずに‥ 鳥籠から多くを日本で自然界へと放った為に、多く増えて(繁殖して‥)、今では特定外来生物と呼ばれ害獣扱いをされている。
そんな事を思うと、人間とは動物の中では一番ワガママな生き物で、一番罪深い種族である。
そんなレアな事を口が滑って他の人(野鳥に興味無い人)と話すと、誰もが「仕方ないじゃん!」とリアクションをする。
そう言われれば‥ 確かに、無力な僕にはどうしようも無い。
まぁ〜 しかし、増え過ぎた害獣と良く噂を聞く割には‥
郊外でも、山の中でも‥ あんまガビチョウの姿って見無い(目に付かない‥)なぁ〜 っては、正直思っていた。
まぁ〜 そう、今、その正体が判れば!
体が小さく、色が枝葉の深緑へと同化され‥
木の高い位置の深い葉の奥へ居るのでは確かに普段殆ど人の目には付かない。
まして都会の中で(公園等で‥)はヒヨドリや鳩とは違って囀りもあまり聞かない。(都市部には生息して無い?)
数日前に横浜市の郊外に有る自然豊かな公園で大量に見た!
つまり、ウグイスと同じ感じでチョット郊外よりももう少しダケ森(木の多い藪の中で‥)の中で生活するような小鳥なのであろう?
チョット山の中へと入れば、彼らの盛大に囀る声が沢山聞こえては来るので‥
そこへ(囀りが盛大な場所)は多分相当数の個体が存在する事も‥ 今、理解が出来た。
ウグイスもしかりだが、普通の人(普段小鳥に関心の無い人)には囀る姿はとてもみつけ難い小鳥である。
恐らくは中々声はすれど姿を見る機会無いので‥
未だに梅の枝に良く来るメジロとウグイスを勘違いをしている人も多い。(この趣味にハマる前は僕もその中の1人であった。)
そして、調べると‥ もう一つ、面白い事(生態)が解った!
鳥は良くモノマネをする事が知られている。(インコや九官鳥は人の言葉さへ上手く真似る。)
ガビチョウは他の小鳥の囀りを真似る習性を持っているようだ。
まぁ〜 僕が思っていた、ウグイスに似たような囀りと言うのも、あながちまんざらでは無かった。
なのでウグイスと恐らくは本当に違う種同士で掛け合いをしているのである。(同じ種でマネ合いしてるのかもしれない。)
海外から輸入して家で飼って軒先にでも鳥籠を吊るしておいたら〜
すごい声量で毎朝(未だ暗いうちから囀りが聞こえる事も有る。)毎夕と激しく鳴かれては!
美しい囀りなのだが‥
確かにもうそれはうるさくてうるさくて‥
僕は小鳥好きなのでそれでも良いのだが‥
近所迷惑でも有り家では飼い切れずに自然へと放してしまうと言うのも‥
無責任ではあるもののなんとなくは理解が出来る。
もう一つ(1羽)可愛くてカラフルな特定外来生物の小鳥を僕は知っている。(偶然撮ったことがある。)
ガビチョウと同じ位の大きさの小鳥だが‥
メジロ(緑を基調にして‥)にもっと色(赤・黄)を足して派手に翼を飾ったようなカラフルでとても美しい小鳥である。
その小鳥の名は ソウシチョウ と言う特定外来生物なのだが!!
この鳥も鑑賞用に海外から持ち込まれた。
比べて見るとチョット地味な色のガビチョウが‥ 何故? 日本ヘと海外からソウシチョウと一緒に多く輸入されたかと言うと!?
今回謎が解けたガビチョウのその美しく賑やかな囀りが人々(日本人)には多分好まれたのであろう?
小鳥達が掛け合いをするそのハーモニーは良く聞くととても美しい音色である。
ガビチョウもだが山へ入ると良く出逢う(囀りが聞けて‥)小鳥達は本当に健気で可愛いのである。
出来れば皆んなにそれを僕は映像で知って欲しい。(写真・動画)
害獣(特定外来生物を含む‥)と言う野生動物はこの世に存在しない。
人が欲を持って(利益の為に)勝手にそう言う風に野生動物を呼んでいるダケなのである。
僕はそう思うのである。