実像映像を作り出し(撮れる)たり残せたり出来ること自体がもう人に取ってはある意味魔法域であるのだが‥


人間の能力を遥かに超える性能を持つ道具としてのカメラレンズを私は見ている。


カメラのレンズの事を考えると‥


恐らくだが? 人の目の性能を超える程に解像度とダイナミックレンジ持つシステムは市販されているカメラでは未だ実現出来ていない。


しかし、それらを超えられても(開発)人間の感覚では実際はその表現は解らないのであるのだからあまり意味も無い。(だからと言って進化を否定している訳では無い。)


しかし、良く考え見て欲しい。


上記した目で見た印象と言う事での基本の性能以外の分野では遥かにカメラレンズと言う物体は人の目の性能(能力)を既に相当前の時代から超えている。


此処で写真撮影においてレンズが人に及ぼす恐ろしい魔術について簡単に考察して見たい。


先ずはテレスコープと言う角度でのレンズ特性(特徴)である。


人の目ではどんなに優秀な視力の種族であっても肉眼で🪐土星の輪を見る事は出来無い。


しかし、日本国内で販売されていたコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)と言う分野に属する製品で割とコンシューマ向けのカメラなのだが‥ 何と! 🪐土星の輪を撮影出来る程の高倍率望遠機能を持つ。(Ni◯on製)


専用のアストロノミカルテレスコープ(🔭天体望遠鏡)製品でも色々な好条件下で無いと中々🪐土星の輪は中々見られない。


上記解り易い例で記(表現)したつもりだったが返って解り難かった🦆しれ無い。


日本の光学技術は凄い的な!!!!


とにかく‥ まぁ〜 言いたい事は、望遠レンズとは人間の本来有する目の能力を既に超えた凄い発明(発展)と言う事で有る。


現代に暮らしているとカメラなんて当たり前過ぎてその凄さも解らない。(あまり普段意識してない。)


僕は遠くの小さい小鳥を写真で撮ると言うような趣味(ライフワーク)なので、その望遠レンズの有難さは常に意識をしているつもりである。


因みに🪐土星の輪を直接肉眼で見た事は未だ無い。


それでは今回の本題である。


レンズの凄さとは望遠機能の他には何か無いのだろうか?


イヤイヤ、例へば顕微鏡もその一つである。


しかし、詳細な構造や設計はともかく‥ 


大雑把な機能としては小さいものが大きく見えるのと、遠い所が引き寄せられて大きく見えるのは物理的には親しい原理(関係)である。


皆さんはカールツアイスと言うレンズメーカーはご存知だろうか?


言わずと知れるカメラレンズの礎を築いたレンズメーカーである。 (このメーカーの話しをすると好きすぎて何時間も私は話せる。)


しかし、カールツアイスの交換レンズは持って無い。(貧乏が憎い!!)


ところがカールツアイス社は元々は顕微鏡のレンズメーカーから始まった企業なのである。(正確には確か財団???)


また話しがそれてしまった。


その他に僕がレンズの凄い性能(レンズ技術)として最近特に実感をしている光学現象が有る。


広角レンズ描写である。


まぁ〜 僕が面白いと思うのは正確に言うと魚眼レンズである。


文字通り🐡魚の目から創造されたレンズである。


上記の望遠とは真逆の発想のレンズである。


人の目も案外視野角は広いが‥


それでも、流石に180°の景色を動かず見渡す事は人間には出来無い。


出来るのは🐟魚と僕が愛する🦉フクロウだけである。


まぁ〜 🦉フクロウは180°どころか360°可能である。(w) ※なんちゃて!!  フクロウは目が良いと言うより〜 これはズル表現で、実は鳥類の中でも狭い視野角(目が人間と同じく顔の平面に二つ並んでいるので‥)をカバーする為に首が恐ろしく回る羨ましい動物である。


それが魚眼レンズでは出来(180°程度に近い所までは‥)るのである。


そんな面白い世界に興味さへ持てば人間にもそんな感覚が体感出来るのである。(首を動かしたり振り返れば良いじゃんと言う問題では無い。)


これこそ魔術と言わずしてなんと言うのであろうか?


まぁ〜 背景に遠近感が有り、広い視野を作り出すと言う事もそう(その要因)なのだが‥ 


もっと面白い事(魅力)もそれらレンズで体験(実感)出来る。


広角レンズと魚眼レンズで何が違うのか?


まぁ〜 そこも凄く面白い!! 大変興味の有る部分なのである!


その機能の差(面白さ)が望遠レンズの魔術を超え‥ そう、私に言わせれば黒魔術と言ったところであろうか?


実は広角域から標準まで位のズームレンズしか僕は所有してはいない。(魚眼レンズは持って無い!!)


上記には‥ ああ”は、書いたが‥


要するに広角と言う幅広い意味では広角レンズも魚眼レンズもそんな違いは無い。


広角レンズよりもっと画角の広いレンズが魚眼レンズと言う印象があるかもしれないが?


現実は広角も魚眼も倍率がかぶっているところ(同じ倍率のレンズ)も有る。


では、何が違うのか? で、ある‥


何にそんなに惹かれるのか? そう言うことである。


ここからはあくまでも僕の経験による独断の意見や感想域(偏見)の話しではあるが‥


広角域のレンズでシッカリ湾曲収差補正がなされているレンズと倍率をメインに考え湾曲収差補正のしてないレンズの違いである。(正しいかどうかは不明?)


広角レンズの特性はレンズの中心に写る被写体は周りに写る同じものと比べると湾曲収差の為に少し小さく写る。(同じ体格の人を3人が並んで画面いっぱいで写すと真ん中の人が小さい。‥広角レンズは補正されているので魚眼レンズなら解り易い現象。)


面白いのがそんな画面周囲の描写である。


広く写る(視野角が広い)のはどちらも広角なのでともかく‥


中心の被写体より比率で考えて見ると周囲の被写体の方が多少大きく写る。


そしてその湾曲収差を補正してない魚眼レンズの方がその傾向はより強い。(魚眼と言われる所以の半円球に近いレンズを前玉に使っている。)


まぁ〜 言い換えると‥ 画面がメチャ非現実的に見えるのである。(個人的感想)


魚眼レンズの場合収差が膨大に現れるのは湾曲収差ダケでは無い。


歪もボケも周辺部分は膨大である。(レンズの質やメーカーの開発方向によってその辺にはバラツキはある。)


広角レンズは僕のライフワークのメインである小鳥の撮影に今のとこあんまり登場しない。(カメラには何時も望遠レンズを装着している。)


しかしもう一つの風景写真分野では広角レンズはワクワクの興味対象なので有る。(屋外に撮影に出る時はポケットには広角から標準域のズームを1本ダケいつも忍ばせている。)


想像して見て欲しい!! 


非現実的な広い視野角を持ち、その周辺部分は中心とは違う歪んだ比率で大きく写りオマケに盛大にボケるので有る。


それに比べて‥ 広角レンズは、これ以上は無いと言える程にパキッとしたキチッとした感じの印象の魚眼とは真逆な描写の絵なので有る。


解像度もレンズの中心解像度が高いだけだし湾曲収差にしても膨大な収差を光学技術的に抑えられているダケである。(最近はカメラ本体の方からでも補正出来る。)


元々収差の少ない領域である標準レンズにはパキッとキチッと感は原理上は敵わないハズなのだが‥


やはり広角(視野角が広い‥)と言うことの特性と現代の収差の補正技術と言う事でそう感じるのだろう!


オット!! こんな事を書いていても僕は魚眼レンズは持って無い。


何故魚眼レンズに心酔しているにのか? と、言うと‥ 


実は‥


最近所有している広角レンズにある工夫をすると補正された収差が戻って増大する有る手法(技)を撮影していて編み出した。(愚かな技で恥ずかしいので詳細の公開は控える。)


その手法の効果は中心のほんの一部のみにしかフォーカスが来ないし、その周囲はより極端に歪んでボケいる。


最近、星景写真に心を引き寄せられているのだが‥ そちらはバキッとキチッとなカッチカッチの画角で目指し‥


そして、その反対のある程度明るい風景には僕が持つ黒魔術(編み出した技)をかけたくなってしまうのである。


※氷見海岸