不思議な場所で幼い頃の自分の事を思だした。

子供の頃に母親に良く連れて行って貰った所に…

加茂水族館がある。

同じ県内?(鶴岡市)ながら当時私が住んでいた所(内陸)からは多少距離が有り…

母子家庭の私には水族館に行くのはチョットした家族旅行であった。

母も既に他界し、もう私も58歳である。

当時の記憶でも、その水族館は入場客も少なく少しさみしい施設の印象だった。

現在は、クラゲ専門の水族館として人気をはくしているようである。

仕事で…

岩手県(盛岡)の八幡平へ行った帰りに新潟周りで埼玉迄数日かけて帰ろうとした。

そう思ったら帰り道の鶴岡にある加茂水族館何となく気になった。

何十年ぶりだろう?
子供の頃に母親に連れて行って貰った以来である。

ところがである。

秋田駅から出発しようとした前日の夜に…

政府から緊急事態宣言が発動されるのではと言う噂で水族館は休館となってしまった。

仕方なく僕は諦めて…
埼玉に帰る事にした。

電車は一度酒田(山形)で乗り換える事になる。

酒田駅で乗換の新潟行の電車を待った。

待っている時間…

手持ち無沙汰なので駅内を色々と見ていると…

様々な観光パンフレットが置いてある。

そこで僕は気になるパンフレットを見つけた。

土門拳記念館のパンフレットである。


そう言へば高校時代の頃をフト思い出す。

週イチの必修クラブ(文化部)は写真部に所属していた。

山形に写真関連の有名人(カメラマン)は僕が知る限り2名いる。

それは土門拳と秋山庄太郎である。(敬称略)

秋山庄太郎の方は晩年に自分のアトリエを山形に持ったと言う事で彼は山形出身では無い。(詳細は別の機会に…)

土門拳の方は山形県出身である。(この酒田市出身である。)

当時僕はチョクチョク学校の図書室で彼の写真集を見ていた。

そう言えば…!

何故か今も「桂離宮」と言う建築物に興味を持っている。

最近(数年前に)、見る事が出来て夢が叶ったと言うブログを以前書いたが…

思い出したのは…
何故それが今も見たかったか? で、ある。

そう、高校生時代に見た土門拳の写真集の中の(古寺巡礼の…)桂離宮の写真が今まで忘れられなかったからである。

そんな事を列車の待ち時間に急に思い出した。

彼の写真には迫りくる迫力を感じた。

今、私は、映像を仕事ととしている。

しかし、写真と言う分野の評価は良くは解らない。

確かに良い写真と思う写真は多くある。

しかし、専門雑誌が取り扱うようなプロの写真の中には、僕には理解が出来ないような感じの写真も正直多いのである。

素人考えだが…
この写真何が良いのか?
僕が旅行で撮った写真の何が悪いのか?

奥が深いと言うか? 
表現が難しいと言うか?

しかし、高校生の僕に土門拳はちゃんと語りかけ来たのである。

彼の写真はモノクロームの世界なのだが…

複雑に感性にジワジワと侵食して来るのである。

仏像や寺院建築、日本画に現在も興味があるのはその時からだと僕は酒田駅で思い出した。

不思議である。

まぁ〜 僕は写真家でも何でも無いが…

確かに彼の写真に僕は感性の影響を受けたのである。

実家と同じ県内だが、僕はこの酒田駅へは初めて今日来た。

そう思っていた。

しかし、駅に有った… 酒田港にある日和山公園と言う場所のパンフレットを見ると、確かにそこへ(酒田市内)も行った記憶がある。(何時なのか? 何故か行ったか? …全く思い出せない。)

列車の乗り換えの為に寄った、たった数十分の時間だが…

こんなにも思い出がそのパンフレット1枚で蘇るものだろうか?

何か不思議で意外な「縁」を感じたのである。

隣の鶴岡市にある加茂水族館と、此処酒田へは、何時かまたゆっくりと来て見ようと思う。

休館なので土門拳美術館へも行けなかったので是非一度見て見たい!!