咸臨丸の測量方兼運用方小野友五郎を主人公とした物語。
幕末が舞台と言うことで、勝麟太郎や福澤諭吉、坂本龍馬や西郷さんらも登場するけれど、幕府側から描いたと言うことでもっぱら悪役っぽい。
咸臨丸のアメリカ渡航で算術が大活躍する。
数学ってやっぱり本当に大事だということがよくわかった。
幕府も薩長もある意味狙いは同じなのに世の中なかなかうまくいかない。
『世の中すべて足し算』という友五郎さんの考え方が浸透していたら何とかなったかしらん。
友五郎さんの性格、隠蔽捜査の竜崎さんに似ていると思ったのは私だけかしらん?