【黒書院の六兵衛 下巻】  浅田次郎  文春文庫 | 一笑のブログ

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 六兵衛の正体は最後までわからずじまい。

 

 六兵衛の座り込んだ理由、徳川の終わり、武士の時代の終わりを見届けたかった。

 

 徳川260年を支えてきた武士の矜持を示したかった、

 

 後を継ぐ者は責任を持って次の時代を作る責任があることを伝えたかった。

 

 で、いいいのかな?

 

 勝海舟・西郷隆盛・木戸孝允・大村益次郎等々、有名人総出演。

 

 6才の16代徳川家宗家家達や明治天皇まで登場。

 

 江戸から明治への変わり目の混乱は太平洋戦争後の混乱と同じくらいあったのかもしれない。

 

 でも、六兵衛の正体が最後まで謎なのはちょっとすっきりしない。