訪問介護の仕事の中には、運動機能を衰えさせないように、散歩や買い物に同行する仕事もあります。
でも、介護を受ける利用者さんは体調の変動幅が大きいので、入ってみないとどうなるか分かりません。
訪問したときは、お元気で「外に行く」と張り切っていたのに、外出準備をしている最中に、気分が悪くなったり、外に出て数歩を歩くか歩かないかで「駄目だ、足が動かない」としゃがみ込む。それを支えながらどうにかこうにか家に連れ帰る場合もあります。
それでも、私たちが居る時には、何か異常があれば直ぐに事務所に連絡して対応できるから大丈夫と言えます。
問題は「今日は散歩しない。買い物もしなくていい」と言い張りながら、その他の仕事を終えて帰ろうとしている私たちを、あとから追いかけてくる場合です。
利用者さんは、こちらの都合は考えません。急に外に出たくなったから、杖をつきながら出てきて、あとを追ったりするのです。
帰る前にその行動を起こしていれば、事務所に連絡を取り、次の訪問時間までに余裕があれば30分の時間延長許可を取ることもあります。ただ・・・辞して帰るこちらを追いかけてくるのには、対処できません。
でも・・・・・・・・無視もできないので、駐車場までは、仕事では無いけれど同行見守りをします。しますけれど、仕事では無いから責任は持てないし、次の訪問時間があるから、ここで断って出発。
次の訪問先に着いてから、直ぐに事務所にその経緯を報告・・・まあ、暗に”私は悪くないアピールです
独居の方だから、人恋しいのかも知れないけれどこちらは、介護保険に縛られた仕事ですから