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上司の哲学 - 部下に信頼される20の要諦

[新装版]上司の哲学
PHP研究所
発売日:2004-10-09
おすすめ度:4.0

PHP総合研究所の社長、江口克彦さんの著書です。
研究所創設者である松下幸之助さんの右腕として活躍していた頃のエピソードを交えながら、
「上司の心構え」について語られています。タイトル通り、まさに哲学ビックリマーク

そして、各エピソードに表れる松下幸之助さんの人間性にも思わず惹かれてしまいます。目

目次は以下の通りダウン

【目次】
序    仕事の峠・人生の峠
第1則  夢を与える
第2則  考え方を示す
第3則  ほめる
第4則  熱意を評価する
第5則  能力を引き出す
第6則  耳を傾ける
第7則  仕事を任せる
第8則  差別をしない
第9則  自分より優秀な人材を育てる
第10則 𠮟った後のフォローをする
第11則 雑談を大事にする
第12則 率先垂範する
第13則 秘密をつくらない
第14則 声をかける
第15則 部下を見て話をする
第16則 「なぜ」を説明する
第17則 訴える
第18則 部下に感謝の念を持つ
第19則 女性の部下を意識しない
第20則 運をつかむ
結び   人間的成長こそ

正直、どれも当たり前のことだと思ってしまうかもしれません。あせる

しかし、「なぜ当たり前なのか」という裏付けをもって行動している人は少ないのではないでしょうかはてなマーク
世間一般的な常識だからという結論に落とし込んで、なんとなく納得している場合が多いと思います。
…少なくとも、僕はそうでした。ガーン

この本は、上司の心構えを学びつつ、その理由をしっかりと裏付ける内容になっています。キラキラ

中でも、僕が「当たり前」の知ったかぶりをしていたのは、第8則の「差別をしない」です。ダウン

部下を育成するに当たっては、区別をすることは必要だ。区別と差別はまったく次元が違うものだ。区別というのは、AとBが違うということを認識することだ。AとBに優劣をつけるのが差別だ。 (P.120)

差別とは何なのか。そもそも、そこからして知ったかぶりをしていました。ガーン


成果主義が叫ばれる今日、何らかの区別をすることが必要な場面も多いと思います。
区別と差別の違いを認識しているかどうかで、大きく結果が変るのではないでしょうか。


特に、チームマネジメントを行う上では、必須の「当たり前」となります。



こういった感じで自分の中の「当たり前」を見直しながら読んでいたのですが、
ふと気づくとものすごい量の付箋が張られていました。

どれだけ知ったかぶりなんだよ、と思わず自分を責めたくなりました。ガーン



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