このブログでよく引用をさせていただいている、『経営者の条件』

この原題は

The Effective Executive

意訳すると「できる人」


経営者のみならず、仕事でもっと成果を出したいと願う人が
読むべき本ですね。




質問
あなたは、成果をあげるための習慣をもっていますか?




引用
成果をあげることは一つの習慣である。
実践的な能力の集積である。
【中略】
習慣になるまで何度も反復しなければならない。


成果をあげるために身につけておくべき習慣的な能力は五つである。
(1)何に自分の時間がとられているかを知り、残された僅かな時間を体系的に管理すること
(2)外部の世界に対する貢献に焦点を当てること。仕事の過程ではなく、成果にその精力を向けること。
(3)強みを基準に捉えること。
(4)優れた仕事が際立った成果をあげる領域に力を集中すること。
(5)成果をあげるよう意思決定を行うこと。

『経営者の条件』
フィードバック分析は、最も確実にあなたの「強み」を発掘できる方法です。

1、これから行おうと決めたこと(期待)を、どのように行うか、
その結果どのようになるかを詳しく書き記す
2、詳しく書いたら、それを封筒に入れる
3、9~12ヵ月後に開封し、予想通りできていることが「強み」
全くできなかったことが「弱み」になる

【ポイント】
・期待とは、夢や目標などとは異なります。
・期待を書き出したあと、確認を忘れないために、手帳もしくは携帯のアラーム
をセットしてください。
・期待とはどんなことを書けばよいか?と最初は思う方も多いかもしれませんが、
何度かやっているとコツがつかめますので、是非試してみてください。


不明な点、分かりにくい点などありましたら、
ブログのコメント欄までお願いいたします。


フィードバック分析以外で
あなたの「強み」を発掘する方法


ドラッカーによると、フィードバック分析の創始者は
14世紀に生きたドイツの神学者とのことです。

1536年、プロテスタントのカルヴァン派創始者ジャン・カルヴァンと、
カトリックのイエズス会創始者イグナティウス・デ・ロヨラが、
この手法を修道士に行わせました。

そして、30年後、カルヴァン派はヨーロッパ北部、
イエズス会はヨーロッパ南部で急成長を遂げました。

質問
あなたが、強みをみつけるためにしてることは何ですか?







引用
強みを知る方法は一つしかない。

フィードバック分析である。

何かをすることを決めたならば、何を期待するかをただちに書きとめておく。
9か月後、1年後に、その期待と実際の結果を照合する。

私自身、これを50年続けている

そのたびに驚かされている。これを行うならば、誰しも同じように驚かされる。

『プロフェッショナルの条件』

質問
あなたは、「本当に」時間を記録していますか?










引用
記憶自慢の人に時間をどう使っていると思うかをメモしてもらい、そのメモを何週間か
預からせてもらう。

その間実際に時間の記録をとってもらう。

思っていた時間の使い方と実際の記録は似ていたためしがない


ある会社の会長は時間を大きく三つに分けていると自分は思っていた。
三分の一は幹部との時間、あとの三分の一は大切な客との時間、残り三分の一は
地域活動のための時間だった。

六週間にわたって記録をつけてもらったところ、これら三つの活動のいずれに対しても
ほとんど時間を使っていないことがわかった。

それは割くべきであると考えられていた時間にすぎなかった。

例によって都合のよい記憶なるものが、実際にそれらの仕事に時間を使っているように
思い込ませていたのだった。

例えばこの人は、かなりの時間を友人の顧客からの注文に早く応えるよう工場に
催促の電話をすることに使っていた。しかも注文はいつも円滑に処理されており、
彼の干渉はむしろ仕事を遅らせる原因になっていた。

秘書が時間の記録を示しても会長は信じなかった。
記憶よりも記録のほうが正しいことを納得させるために、
二回、三回とさらに時間の記録をとらなければならなかった。

『経営者の条件』P48
質問
あなたの得意な学び方は、どんな学び方ですか?









引用
ベートーベンは膨大な数の楽譜の断片を遺した。
彼自身のいうところによれば、
作曲をするときにそれらを見ることはなかった。
なぜ楽譜に書くのかと聞かれて、
一度書かないと忘れるが、一度書けば忘れない。
だからもう見る必要はないと答えたという。

学び方は何種類もある。

ベートーベンのように、
膨大なメモをとることによって学ぶ人がいる。
GMのスローンは会議中にメモをとらなかった。
なかには、自分が話すのを自分が聞いて、
学ぶ人がいる。あるいは、実際に仕事をしつつ学ぶ人がいる。

かつて一流の大学教授について調べたとき、
かなりの人たちが、学生に教えるのは自分が
話を自分の耳で聞きたいからだ、
そうすることによって初めて書けるようになると答えていた。

自らの学び方がどのようなものであるかは、かなり容易にわかる。
得意な学び方はどのようなものかと聞けば、ほとんどの人が答えられる。

では実際にそうしているかと聞けば、そうしている人はほとんどいない。

だが、この自ら学び方についての知識に基づいて行動することで、
成果を上げる鍵である

あるいは、それらの知識に基づいて行動しないことこそ、失敗を運命づけるものである。
質問
あなたの得意とする仕事の仕方はどんな仕方ですか?










引用
今さら自らを変えようとしてはならない。
うまくいくわけがない。

それよりも、
自らの得意とする仕事の仕方を向上させていくべき
である。
不得意な仕事を行おうとしてはならない。

『プロフェッショナルの条件』P117