昨今の43サイズのミニカーの低迷ぶりは目を覆いたくなります。
一時期はビックスケールが全盛でしたが、最近は3インチが台頭してきている感じがします。
そんな逆風のなかでも、個人的にミニの43キットとしてはベストなホワイトメタルキットと思っています。
かつてのホワイトメタルの大御所A.M.ルフの血統の引き継いだメーカーで例にたがわずのスケール感も若干大きめです。
今作のモデルナンバーはP02で、P01はコンセプトカーのAVC30でした。
掲載モデルはファクトリービルドで、初回リリースのキットが使われています。
キットの限定数は250台。セカンドリリースも同数生産されました。ファーストとセカンドの違いは外箱の形状だけで、どちらがどうだったか記憶にありませんが、一方が往年もAMRと同じ箱で、もう一方がAMルフのような両開きの薄い箱でした。
このメーカー完成は30台限定で、その後再リリースされた記録はありません。
キットはP05として仕様変更の手直しがされて、ロードバージョンが作れるようにホイールやパーツが数種類含まれたアップグレードキットとして数量限定でリリースされています。
このキットはエンジンディテール付きのキットで素組でもこの状態にかんせいできます。
丁度、ステファン・バーネット氏にワンオフを依頼して素材を探していた時に、タイミングよくリリースされたので、ワンオフモデルのベースになりました。
このモデルはHWカスタムの教科書でもあり、モデルをじっくり見ていると水回り、電気系統にまだまだ改善の余地があります。