アマゾンの媚薬~チュチュワシ
臣さんです。まだ5月だというのに
もう真夏のような暑さが来てしまいましたね。(´O`;)
各地で真夏日を記録したそうですが
皆さん熱中症にはお気をつけくださいね。
年中汗をかき慣れているオイラでも
今どきのカラッとした暑さはヤバいと思いますもの。
汗がすぐに乾くから知らないうちに脱水症になれる。
お子さんやお年寄りには特にご注意願います。
今日は前回の記事でドレイク提督がハバナで出会った
“生命の水”、アグアルディエンテとチュチュワシを使った
薬酒についてもう少し補足しようと思います。(´ー`)
ハバナはカリブ海に浮かぶキューバの都市ですが、
この薬酒はもともとペルーのアマゾン地域で暮らす
古い先住民族に医薬として伝わっていたものでした。
これがチュチュワシ(chuchuhuasi)、
アマゾンに自生する巨木の樹皮を乾燥させたもので
お酒には太陽光を浴びていない生皮の部分を使うそうです。
現地では主に治療師や祈祷師が医薬品として管理していたもので
アグアルディエンテが使われる以前は煎じ薬として使われ、
5㎝角に切った乾燥樹皮を2Lの水に浸して
水が1Lになるまで煮詰めたものを
お猪口1杯分程度1日3回、1週間分処方したそうです。
主な効能は関節痛や筋肉痛、リウマチ、腹痛、月経痛など。
先住民の間では鎮痛剤・抗炎症薬として使われていたそうですが
研究が進むにつれ副腎のはたらきをサポートして免疫力を高め、
腫瘍の増殖を抑制したり、婦人科系のホルモンバランスを
整える作用が期待されるようになりました。
製品化されたチュチュワシリキュール。
薬酒としての製法はアグアルディエンテに漬け込み
ハチミツで味を調えた甘口のリキュールで
鎮痛剤はもちろん、強壮剤・媚薬として重宝されています。(´艸`o)
ミードに代表されるようにハチミツを使ったお酒が
そもそも強壮剤でしたからね、(*´・ω)(ω・`*)ネー
ただ、婦人は明確な月経周期があることで
効果を実感しやすいですが、
オスのホルモンバランスを整えるかどうかは、シラナイ。
ただ、日本には薬事法など日本人の体質に合った
用法用量を定める法律がありますから
輸入はなかなかムズカシイ代物ですけれどね。
日本には日本の伝統薬酒も沢山ありますので
こちらもまた折を見て特集したいと思います。
<参考>
インカの台所 チュチュワシ
http://www.inkacocina.com/database/LeslieTaylor/db_lt_CHUCHUHUASI.html
効能はもちろん研究も非常に詳しくまとめてくださっています。
南米では広い範囲で使われていたのでしょうか。
問題。数字を1つだけ動かして等式を完成させナサイ。
101-102=1
3月11日の解答 問題はこちら
答え:「み」を使った単語ならどれでも。
これは単純な隠し文字列でした。単語の中に干支が隠れています。
やね、ゆうしょう、とらい、うちゅう、はいたつ・・・
なので、次はみを使った単語なのデス。