あけましておめでとうございます。
日本のお正月には、独特の静けさがある。
街の騒音が少し下がり、時間がゆっくり流れ出す感じがする。
この感覚は、アメリカでは感じられません…
年が変わるという出来事は、
脳にとって「区切り」と「再起動」を
同時に起こす合図です。
カレンダーが変わる以上の意味を、
身体はちゃんと受け取っています。
年末に、一年を終わらせる。
片づけ、食事、音、沈黙。
そうした行為を通して、脳は余分な
情報や感情をいったん手放します。
その結果、年明けの神経系は、
神経回路をリセットしたような
状態になります。
初詣、書き初め、おせち、朝の静けさ。
これらは願い事や形式というより、
「これから始まる」という方向を
脳に示すための仕組みです。
そして2026年。
今年は丙午(ひのえうま)。
とてもエネルギーが強く、動きやすい年です。
アクセルが軽く、踏めばすぐ反応する状態。
ただし、その分だけ制御が重要になる。
火がそうであるように、扱えば力になる。
放置すれば、手に負えなくなる。
今年に必要なのは、
さらに自分を追い込むことでは
ありません。
どこで力を使い、どこで力を抜くかを見極める…
感情はノイズではなく、計器。
焦りはブレーキランプ。
衝動はエンジン音。
それに耳を傾けられる人ほど、
この一年を消耗ではなく、
変化の年にできます。
無理に目標を掲げる必要はありません。
気合でスタートを切る必要もありません。
今整えるべきなのは、
「何をするか」ではなく、
「どんな状態で一年を生きるか」。
落ち着かないまま走り出せば、
疲れは積み重なります。
基準点が定まった状態で動き始めれば、
必要な場面で自然と力が出る。
お正月は、その基準点を決める時間です。
呼吸を一つ、深く入れる。
肩と背中の力を抜く。
今の自分の位置に戻る。
それだけで、一年の土台はでき始めます。
2026年が、無理を重ねず、
必要なときだけ確実に踏み出せる
一年になりますように…
あなたの内側の火が、
あなた自身と周囲を、
温かく燃え続ける年で
ありますように。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
ありがとう
Dr. Yoshi
